食べる

高田馬場に「タカダノバルDELI」再び 手作りの食パンと総菜、緊急事態宣言下の食卓に

 「タカダノバルDELI」の福本智さん

 「タカダノバルDELI」の福本智さん

  • 0

  •  

 「タカダノバルDELI」(新宿区高田馬場1)が4月23日にオープン、26日からテークアウトのみで営業している。

 「タカダノバルDELI」 外観1

[広告]

 「タカダノバルDELI」は、2018年12月までの10年にわたり高田馬場2丁目にあった立ち飲みの洋風居酒屋。地域の社交場として親しまれたものの、建物の取り壊しで新宿3丁目に屋号をバル「エキゾチカ」に変えて移転した。高田馬場駅前には、中野駅北口への出店を経ての再出店になる。オープンを前に東京都で3回目の緊急事態宣言が発出されたことから、当面はテークアウトのみで営業する。

 店主兼シェフの福本智さんは「新宿や中野で一緒に働いていた仲間たちも独立し、これからは一人で切り盛りできる店にしたいと考えた。それなら『やっぱり馬場がいいな』という思いから1年以上、物件を探し、やっとこの店舗と出会えた」と振り返る。

 この間に福本さんは、食パン製造の技術を得ようと食パン専門店に就職。「酒類を提供する店は、ある程度の規模がある街でなければ経営が難しいが、パン屋は、街の規模によらずいつでもどこでも必要とされると考えた」と言う。食パンは全て手作り。店内で福本さんが焼き上げる。

 テークアウトで提供するメニューは、食パン(「ミルクたっぷり食パン プレーン0.75斤」=350円、小豆パン、チェダーチーズパン、クルミパン、クロックムッシュ=以上200円)、サンドイッチ(唐揚げ&たまごサンドMix=400円、カツサンド&たまごサンドMix、ハンバーグ&たまごサンド=以上450円)。総菜(豚バラ肉の煮込み赤ワインとトマトソース、豚ヒレのプッタネスカ風、豚ヒレ肉の和風ステーキ=以上500円)、ブルーベリーマフィン=200円など。ランチタイムはサンドイッチを、ディナータイムは総菜を中心に品ぞろえを行う。

 福本さんは「近所に住む人や働く人が気軽に買って持ち帰れるように、食パンのサイズは小さめの0.75斤を、総菜の価格は抑えて1パック500円を、それぞれ目安にしている。手間暇は掛かるが、自分で手作りしているからこそできる。個人店のいいところは、そういうところ。手作り感のある総菜を買って、帰った後は家でゆっくり楽しんでもらえれば。今はそれが一番」とほほ笑む。

 酒類の提供ができるようになれば、スペインワインを中心にしたバル営業も開始する予定。

 営業時間は12時~20時。日曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース