早大通り商栄会が6月13日、「早大通りフォトコンテスト」の入賞作品と入賞者のコメントを発表した。
早大通りは、早大前から江戸川橋通りまでを東西に結ぶ1キロ弱の通りで、ケヤキ並木が特徴。日曜・祝日の12時~18時は歩行者天国になり、地域住民の憩いの場になっている。
早大通り商栄会事務局長の須田康裕さんは、初の試みとなったフォトコンテスト開催について「コロナ禍や荒天により商店街主催のイベントが2年以上も実施できていない。非接触で実施でき、来街者増加につながるような、街の魅力を伝えるイベントとして企画した」と話す。
コンテストは、4月1日から5月9日までに、早大通りのインスタグラムアカウント「sodaistreet」をフォローし、部門ごとに指定のハッシュタグを付けた写真を参加作品とした。
入賞作品は16作品。早大通りの中心にあるケヤキを被写体とする「ケヤキ部門」、歩道脇に植えられているしだれ桃を被写体とする「枝垂(しだ)れ部門」、歩道脇にある少年や動物のブロンズ像を被写体とする「ブロンズ像部門」、早大通り鶴巻町方面で日曜・祝日の12時~18時に行う歩行者天国時に撮影する「ホコ天部門」の部門ごとに金賞・銀賞を発表した。
入賞者には「手打ち蕎麦(そば)汐見(しおみ)」ディナー食事券、「イルデパン」(以上、新宿区早稲田鶴巻町)ディナー食事券などや早大通り飲食店ランチ食事券などが進呈される。
賞の受賞者は、「家族から当イベントの話を聞き、応募してみました。早大通りのケヤキ並木は、高く大きく成長した木々が通りの真ん中に整然と並んでいてとても綺麗です。(中略)ここは都内にしては交通量が少なく思わず深呼吸したくなるようなどこかホッとする風景です。(hidehito_hiroseさん)」、「この写真は愛犬のマナと一緒に散歩している時の写真です。眩しそうに源平枝垂れ桃を見上げるマナの眼差しは飼い主の私と同様、都心にありながら豊かな自然溢れる早大通り、早稲田が大好きだと言っているようでした。(nakomananakoさん)」(以上、原文ママ)など、発表サイトに、それぞれの思いを寄せている。
須田康裕さんは「コンテストを通じて、商店街加盟店の常連さんはもとより、多くの人に街の財産である、ケヤキ並木やしだれ桃、歩行者天国などを愛していただいていることを知ることができた。豊かな自然があり、また世代交代や新規の出店が少しずつ増え、古くて新しい街に変貌しつつあるこの街の魅力を伝えるためにも、来年度もブラッシュアップして開催したい」と意気込む。