「早稲田祭2018」が11月3日~4日、早稲田大学早稲田キャンパス(新宿区西早稲田1)などを会場に開催される。
早稲田大学での一大イベントである早稲田祭。毎年約18万人が来場し「日本最大級の規模を誇る学園祭」という。今年のキャッチコピーは「『好き』に情熱を。」。今年の早稲田祭は、早大生一人一人の「好き」なことへ捧げる情熱を詰め込み「今までで一番早稲田らしく、今までで一番情熱にあふれる祭」を目指すという。
約450に及ぶ企画は「パフォーマンス」「音楽」「講演」「展示」「体験」「飲食」の6つのジャンルに大別される。投票によって100店舗以上の飲食屋台からナンバーワンを決定する「屋台コンテスト」、キャンパス内のフォトスポットを回る「早稲田祭フォトラリー」など、景品や特典があるイベントも多数用意し、参加型の企画でキャンパスににぎわいを生み出す。
初日の11月3日には大隈講堂前ステージで「Opening Festival」を行い、それを皮切りにキャンパス内にある屋外に設置する4つのステージでチアリーディング、フラメンコ、吹奏楽などのパフォーマンスを披露。大隈講堂や大学所有の小劇場「どらま館」などの屋内4ステージでもイベントをそろえ、屋内外のステージで116の演目を行う。
早稲田キャンパスだけでなく、戸山キャンパス(戸山1)でも多数のイベントを開催。プロジェクションマッピング「TOYAMA Projection Mapping」を3日17時15分から、戸山キャンパス33号館で実施するほか、絵画、写真、模型、彫刻などの展示を行う「芸術展企画」、フォトブースやメッセージボードを用意する「あなたの『好き』に情熱を。」などを行う。
学園祭初の試みとして、西日本豪雨と北海道胆振東部地震への寄付活動「災害支援制度」も実施。企画の売り上げの一部を日本赤十字社へ寄付する。来場者は、「災害支援制度」に協力している企画で商品を購入したり、参加したりすることで寄付が可能となる。
4日16時50分からは、大隈講堂前ステージで「Ending Festival」を開催。夕暮れの大隈講堂をバックに、2日間にわたる早稲田祭のフィナーレを迎える。
運営スタッフ代表の大石誠人さんは「いつの時代も早稲田の地には、それぞれの理想を実現するために強い情熱を注いでいる学生がたくさんいる。その対象は勉学、部活動、サークル、ボランティアなど多岐にわたり、ひたむきに取り組むその姿はいつしか『早稲田らしい』と呼ばれるように。早稲田らしさは時に、『自由』『多様性』『カオス』などと形容されるが、その根底にあるのは早大生一人一人の情熱。情熱が早稲田の文化を醸成し、早稲田の歴史を創り上げてきた」と話す。
「『好き』に情熱を。今しかできない『好き』なことにのめり込み、全てを懸けてひたむきに取り組んできた集大成が今年の早稲田祭。一人一人の情熱から生み出される早稲田の圧倒的な熱量は他の追随を許さない、日本一のものだと私は確信している。ぜひ、早稲田の熱さを体感していただければ。紺碧の空の下、皆さまの来場をお待ちしている」と参加を呼び掛ける。
開催時間は両日とも10時~17時。