高田馬場駅前にホテル「ベッセルイン高田馬場(仮称)」(新宿区高田馬場2)が2023年春に開業する。6月29日、ベッセルホテル開発が発表した。
「ベッセルイン」は、ベッセルホテル開発が駅から徒歩圏内などをコンセプトに展開するホテルブランド。「ベッセルイン高田馬場(仮称)」は東京都内で2施設目となる。客室は全160室で、シングル、ツイン、スイート、アクセシブルルームを用意。東京メトロ東西線の高田馬場駅に直結する。
実質的に「ゆう文ビル」と1つの建物となっていた「菊月ビル」の跡地に開業する。ホテルを含む地上13階・地下1階のビルの建設は菊月ビルが行い、ベッセルホテル開発がホテルの運営を担う。「ビルの建て替えに当たり、地元・高田馬場の役に立つような施設を造りたい」という菊月ビルのオーナーの思いから、ホテルが少ない高田馬場にホテルが建設されることになった。
「ゆう文ビル」「菊月ビル」は、2019年12月から解体が開始され、建て替え後は別々の建物になる。「ゆう文ビル」は今年12月に完成予定で、地上10階建てとなり、飲食店やクリニック、調剤薬局が出店を予定している。
「菊月ビル」に隣接する東京三協信用金庫本店も2019年12月建て替え工事中となっており、2023年に完成予定。新本店ビルの完成までは、2軒北隣の唐橋ビル1階で営業を行っている。高田馬場駅前の早稲田通り北側に面する3つのビルが建て替え工事中となっており、今後、街の風景が大きく変わることになる。
高田馬場駅前にあり、旧「ホテルサンルート高田馬場」が入っていた「高田馬場駅前ビル」(高田馬場1)も現在、建て替え工事を行っている。来年1月末に完成を予定しており、ホテルなどの出店を予定している。