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高田馬場の「学生ローンのカレッヂ」看板撤去 街のシンボル、米映画にも登場

撤去される前の「学生ローンのカレッヂ」の屋上看板の様子(6月7日撮影)

撤去される前の「学生ローンのカレッヂ」の屋上看板の様子(6月7日撮影)

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 高田馬場駅前の「学生ローンのカレッヂ」(新宿区高田馬場2)の屋上看板が12月16日、撤去された。

「学生ローンのカレッヂ」の屋上看板が撤去された後の様子

 「学生ローンのカレッヂ」(社名=カレッヂ)は1977(昭和52)年に創業。創業時は、現在「DAISO」や「NEW YORKER'S Café」などが入る千年ビル(高田馬場1)に店を構えていたが、1979(昭和54)年に現在の伊勢浪ビルに移転し、営業を続けてきた。

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 看板は、2013(平成25)年公開のハリウッド映画「ウルヴァリン:SAMURAI」の戦闘シーンに登場。昨年9月にはフジテレビ系列の「何だコレ!?&林修ドリル」でも紹介された。JR高田馬場駅のホームから見えたこともあり、長年にわたり高田馬場駅前のシンボルのような存在感を放ってきた。

 屋上看板はもともと「清酒 大関」の看板で、待ち合わせ場所の目印になっていたが、2005(平成17)年に取り外されることになった。以前から同様の看板を作りたいと考えていたカレッヂの先代社長が、同じ場所で引き継ぐことを決意。その後14年間、自ら看板の手入れをしてきた。

 伊勢浪ビルに隣接する東京三協信用金庫本店の建て替えをきっかけに、看板が隣地境界線を越えていることが分かり、撤去することになった。早稲田通りから引っ込んでいた東京三協信用金庫本店は建て替え後、早稲田通りに面する計画のため、壁面の看板も一部を残し撤去予定という。

 角度を変えるなどして設置することも検討したが、屋外広告物の規制などから実現が難しいと判断し、断念。撤去作業は12月9日~16日に実施。20日の深夜にクレーン車を使い、屋上から荷下ろしを行った。

 先代社長は今年5月に他界し、事業を引き継いだ田谷社長は「看板がなくなるのは残念。先代社長が生きていたら、どう思っただろうと考えてしまう」と複雑な表情で話す。「当社にとって看板は必要なもの。今後は限られたスペースで規模縮小にはなるが、違った視点で新しい看板をつくり、新たな表現をしていきたい」とも。

 現在残っている鉄骨も撤去する予定。