「ふく流らーめん轍 東京高田馬場本店(わだち)」(新宿区高田馬場2、TEL 03-6457-3345)が7月10日、早稲田通り沿いにオープンした。
「ふく流らーめん轍 東京高田馬場本店(わだち)」福山修司さんと共同経営者の飯野智貴さん
提供するラーメンは、阿波尾鶏をベースしたパイタンスープをブレンダーでかき混ぜたスープにエスプーマ(泡状)した徳島産木頭ユズと昆布だしをトッピングする「ふく流らーめん」、2種類のイワシと昆布で取っただしに太麺を絡ませ背脂、青ネギ、タマネギをトッピングする「煮干しらーめん」、まぜそばタイプの「マゼニボシジャンキー」(以上880円)の3種類。
店主の福山修司さんは、ラーメン店「JUNK STORY」(大阪市中央区)で修業した後、2014(平成26)年、ラーメン店「轍」(大阪市本町)を開業。同店は2017(平成29)年、ミシュランガイドのビブグルマンカテゴリで掲載された。東京高田馬場本店は4店舗目、関東圏初出店。
福山さんは「エスプーマをトッピングしているので、西洋料理店で修業したのかと聞かれることがあるが、漫画『ラーメン発見伝』に登場するラーメンからヒントを得た。この漫画が大好きで、修業時代から漫画に登場するラーメンの試作を重ねていて、エスプーマのアイデアは独立する時に使おうとずっと温めていていたレシピを独立する時に、母親がおいしいと言って食べてくれるラーメンを目指して完成させた。このラーメンをきっかけに母はラーメン好きになった」と話す。
メニューはそのほか、「味玉子ふく流らーめん」「味玉子煮干しらーめん」「味玉子マゼニボシジャンキー」(以上980円)、低温調理した豚の肩ロースと鶏肉のチャーシューをトッピングする「特製ふく流らーめん」「特製煮干しらーめん」(以上1,280円)、「特製マゼニボシジャンキー」(1,180円)、レアチャーシュー丼(480円、小=380円)を用意する。
福山さんは「いつかは東京に出店したいと思っていた。店は『近所の人に愛されてなんぼ』とずっと思っている。『ラーメン激戦区』とも言われるほどラーメン店が集まる高田馬場で、店やスタッフの雰囲気も含めて徐々に徐々に地元になじんで、お客さんも一緒にラーメンと明るい雰囲気を楽しんでもらえる店にしたい。」と笑顔を見せる。
店では、近所から来た人には「ご近所様専用カード」(大盛り、替え玉、ライス、トッピング、ドリンクの引換券)を手渡ししている。
営業時間は、11時30分~15時 17時~23時。席数はカウンター10席。