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アボカドジュース専門店「AMAZING JUICE」、高田馬場のシェアキッチンで

アボカドジュース専門店「AMAZING JUICE」を運営する中塚智恵さん(左)と齋藤幸枝さん(撮影のためマスクを外している)

アボカドジュース専門店「AMAZING JUICE」を運営する中塚智恵さん(左)と齋藤幸枝さん(撮影のためマスクを外している)

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 アボカドジュース専門店「AMAZING JUICE(アメイジングジュース)」が7月4日から毎週日曜、高田馬場のシェアキッチン「baba kitchen」(豊島区高田3)に出店している。

アボカドジュース専門店「AMAZING JUICE」のアボカドジュース

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 東京都が運営する創業ステーションで開催されたスタートアッププログラムで知り合った齋藤幸枝さんと中塚智恵さんが共同で営む同店。きっかけはパティシエの齋藤さんが初めて飲んだアボカドジュースのおいしさに驚き、中塚さんに連絡したことから。中塚さんは「今年1月、突然『アボカドジュース専門店を一緒にやらないか』と声を掛けられた。教えられたレシピでジュースを試作し、一口飲んで思わず『おいしい』と言葉を発するほどおいしかった」と振り返る。

 その後、岡山に住んでいた中塚さんは東京に移住。他社での新規事業立ち上げの仕事との両立で店に関わり始めた。

 2人は「AMAZING JUICE」のレシピ開発など準備を行い、今年3月からキッチンカーなどでポップアップ出店を行っていた。一定の場所で営業することで反響が得られることから、高田馬場にオープンしたばかりのシェアキッチンで週に1度の出店を決めた。

 ジュースの素材は、「世界一栄養価の高い果実」としてギネス認定さているアボカド、100%オーガニックの天然甘味料アガベシロップ、力力オ生産者への栽培技術支援を通じて力力オ豆の長期的な安定供給を目的とする「カカオ・トレース認証」のチョコレートなど。おいしいジュースを提供することと同時に、アボカドのアップサイクルなどからサステナブルな暮らしを考えるきっかけづくりを目指すという。

 齋藤さんは「サステナビリティーという言葉を耳にすることは多くなったが、実際の取り組みの多くは大企業が担っている。アボカドやカカオの生産者に正当な還元を行い持続可能な生産ができる仕組みを取り入れることで、個人や小さな組織や会社でも取り組みができるということを伝えたい」と話す。

 中塚さんは「アップサイクルをテーマに、アボカドの種とジュースのカップを利用したアボカド栽培のワークショップの開催など通じてファンになってくれた人たちと一緒に楽しみをつくり出しながら、どんな暮らしが理想的なのかということを考えていければ」と話す。

 現在、同店では店舗出店のためのクラウドファンディングを行っている。将来的には、国内の自家農園でアボカドを生産し、アボカドの種で生分解性100%のストローを生産する工場も手掛けたいという。

 齋藤さんは「一口飲んだ後の、お客さまの驚く顔、おいしいという言葉が何よりうれしい。まずダイレクトにアボカドの味を楽しんでいただいた後、チョコレートソースを混ぜて、そして最後にカカオの苦みと食感で締めるという、一杯のジュースから味のストーリーを楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。

 アボカドジュースは(スモール=680円、レギュラー=780円)。

 営業時間は11時~16時。売り切れ次第終了。

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