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西早稲田生まれ「Mr.トムヤム」がフィギュアに トムヤムラーメン発祥の「ティーヌン」

ティーヌン 「TOKYO TOM YUM TINUN ミニチュアコレクション」

ティーヌン 「TOKYO TOM YUM TINUN ミニチュアコレクション」

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 タイ料理店「TINUN(ティーヌン)」を展開するスパイスロード(新宿区高田馬場1)が、人気メニューやイメージキャラクターを公式ミニチュアフィギュア化した「TOKYO TOM YUM TINUN ミニチュアコレクション」の発売記念キャンペーンを行っている。

ティーヌン西早稲田本店 「トムヤムクンラーメン」

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 同店は1992(平成4)年、現在の西早稲田本店で開業。当時、タイ料理は珍しく、都内のタイ料理店は高級店ばかりだったという。創業者の涌井征男さんは、高田馬場で経営する喫茶店で、アルバイトのタイ人女性が作る賄いでタイ料理と出合い徐々にその味に心酔。「トムヤムラーメン」は、涌井さんがタイ料理を手頃な値段で気軽に食べてもらいたいと、代表的なタイ料理「トムヤムクンスープ」とラーメンを融合させて作ったオリジナルラーメン。同店は、このトムヤムラーメンとタイのしょうゆラーメンを提供するラーメン店としてスタートした。

 賄いを作ったタイ人女性は、現在は同社で料理顧問を務めるタイ料理研究家の味澤ペンシーさん。涌井さんの急逝により2017(平成29)年から2代目社長を務める木下修一さんも喫茶店の元アルバイト学生。

 木下さんは「卒業後も先代と親交があり、ある日、突然『ここでラーメン屋を始めるから手伝え』と言われて以来、立ち上げからずっと一緒にやってきた。開店から3、4カ月は客入りが少ない上に、ラーメンを半分以上食べ残して帰る人もいて苦戦した。とにかく来てくれたお客さまの意見を聞いて試行錯誤を繰り返えす毎日。そうしていつの間にかメニューも増えていった」と振り返る。

 同社では、ミニチュアコレクション発売を記念してキャンペーンを開催。西早稲田本店ほか対象店舗で、ミニチュアフィギュアのブラインドBOX(440円)やカプセルトイマシン1回 (400円)を置く。ラッキーアイテム「Mr.トムヤム」の持参者にはオリジナルホノグラムステッカーを進呈する。期間中、このステッカーを提示するとトムヤムヌードル替え玉無料、ミニライス無料orソフトドリンク無料などのサービスが受けられる。インスタグラムでは、抽選で「ティーヌンTシャツ&タオル」を進呈するキャンペーンも行う。

 コレクションは、ティーヌンの象徴でもある看板メニュー「元祖トムヤムラーメン」、スプーンとフォーク付きの「ガパオ」、タイスタイルの串焼き「サテ」、タイ国産ビール「シンハー」とメニューを組み合わせた「シンハー&メニュー」、「看板マグネット」、ランダムに封入されるラッキーアイテム「Mr.トムヤム」の6種類。

 木下さんは「ラッキーアイテムフィギュア『Mr.トムヤム』は、常連の早稲田大学生が描いてくれた。全店に掲示して長年みんなで『ムエタイ君』と呼んで親しんできた。今回の企画のため確認したところ商標登録は『Mr.トムヤム』と判明。社内でも本当の名前を知っている人は少ないと思う。それもうちの会社らしい。とにかくフィギュアが皆さんに喜んでもらえればそれだけでうれしい」とほほ笑む。

 緊急事態宣言中の営業時間は11時~20時(テークアウトは22時まで)。キャンペーンは9月30日まで。

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