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「早稲田祭」初のハイブリッド開催へ 「早稲田生のありのままの姿を届ける」

「早稲田祭2021」の大型看板と制作した「早稲田祭2021運営スタッフ」の皆さん

「早稲田祭2021」の大型看板と制作した「早稲田祭2021運営スタッフ」の皆さん

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 早稲田大学の学園祭「早稲田祭2021」が11月6日、7日、初となるオンラインとオフラインを併用したハイブリッド形式で開催される。

早稲田祭2021「それでも共に」のポスター

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 主催は早稲田祭2021運営スタッフ(以下、運スタ)。例年約20万人の来場があるという。今年は昨年のオンライン開催で得た知見を生かしてハイブリッド形式で開催する。「さまざまな困難が立ちはだかるこの時代でも、早大生の思いが早稲田祭を、早稲田文化を形作る」という思いから「それでも共に」をキャッチコピーにした。

 オフライン開催は事前予約制で、両日の早稲田キャンパスと戸山キャンパスでチケットは合計2万枚用意。10月22日に予約受け付けを始めると、早稲田キャンパス分は4時間半で完売した。「最大アクセス数は35万回」(運スタ)といい、サイトにアクセスできない状況が続いた。学生の保護者や各団体のOB・OG、地域住民、校友、高校生などから申し込みがあった。

 企画は「パフォーマンス」「音楽」「講演」「展示」「体験」の5つのカテゴリーで、約200団体300企画を用意する。約60のユーチューブチャンネルを用意し、メインチャンネルでは常時配信。アーカイブは残るものと残らないものがある。例年、恒例となっている屋台は実施しない。感染対策として、入構時の検温、手指消毒、ステージ入れ替わりの際の消毒などを行う。会場内では食事は禁止となるがペットボトルや水筒などふた付きの飲料は持ち込める。

 屋外ステージ設置は2年ぶり。開幕を告げる企画「Opening Festival」、ラストを彩る「Ending Festival」にも力を入れる。両企画は早稲田キャンパス屋外ステージで行われ、メインチャンネルでの配信も行う。

 各ステージにも入場人数に制限を設けるため、ライブビューイングを用意。戸山キャンパス内アリーナのステージ企画を早稲田キャンパスで、早稲田キャンパス10号館前のステージ企画を戸山キャンパスで上映する。

 VR上で戸山キャンパスを再現する「あつまれとやまの丘」は、風船を一斉に大空へ飛ばす人気企画を行う。会場では実際に風船を飛ばし、同じタイミングでVR上でも風船が飛ぶように工夫する。

 企画の待ち時間や「ながら聞き」で楽しめる企画として昨年始まった、さまざまなサークルや学生をゲストに迎え、その魅力を伝えるラジオ「ワセラジ!!」を2日間で全15コーナー放送する。早稲田祭公式マスコットキャラクター「わせだサイくん」が受験生を応援するコンテンツも用意。

 運営スタッフ代表の小野寺佑月さんは「昨年度はかなわなかった有観客での企画を実施し、オンライン上で制限なくさまざまな人に見てもらえる祭。画面越しでも遜色のない早稲田の、そして早大生のありのままの姿に注目を」と意気込む。

 「早稲田祭2021」は、「早稲田祭2021公式サイト」と「早稲田祭2021公式YouTubeチャンネル」よりアクセスできる。

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