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下落合に会員制ボトルシェアリングバー「BYB AOBOSHI」 人と酒が出会う場に

会員制ボトルシェアリングバー「BYB AOBOSHI」の店主 魚住純平さん

会員制ボトルシェアリングバー「BYB AOBOSHI」の店主 魚住純平さん

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 客同士が酒を持ち寄ってシェアするボトルシェアリングバー「BYB AOBOSHI」(新宿区下落合、TEL 050-3133-0628)がオープンして4カ月がたった。

会員制ボトルシェアリングバー「BYB AOBOSHI」の店内1

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 ボトルを持参して会員となることで、他の客が持ち込んだボトルの酒を飲むことができ、非会員は店が用意したボトルを注文するシステム。1杯1,000円で提供する。同店の会員制ボトルシェアリングシステムは店主の魚住純平さんのアイデア。持ち込みは未開封のボトルのみで、ウイスキー・ジン・ラムなどの蒸留酒のほか、事前連絡があればワインや日本酒も受ける。

 席数は8席。つまみ類の持ち込みも可。喫煙可だが、周囲へ「思いやり喫煙」を呼び掛ける。

 魚住さんは、2020年1月に「BAR 酒とカレー百人町スプーン」(新宿区百人町1)をオープンし、同店が2店舗目。「店の常連さんと『お薦めの酒を飲み合える場所があるといいね』という話をすることがある。酒はどうしても同じものを選びがち。持ち寄ることで知らない酒に出合える『お酒を飲む部屋』のような店を作りたいと考えた」と話す。

 下落合の住宅街にバー営業が許されるワンルームマンションの一室が見つかり、住所非公開、会員制の隠れ家的な店としてスタートした。店の情報は主にインスタグラムで発信。新しく持ち込まれたボトルもインスタグラムで紹介する。店の住所は下落合駅から電話またはインスタグラムのメッセージを受けて知らせる。

 開店からの4カ月間で、インスタグラムのほか、営業中のみ新目白通り沿いのビル入り口に出すA型看板を見たという客などが少しずつ増えているという。

 魚住さんは「住所非公開・会員制・ボトル持ち込みというと、ハードルが高いと思われがちだが、私も含めて元同僚のウイスキー初心者男性3人が日替わりで立つ気楽な店。仕事帰りに看板を見てふらっと一人で立ち寄る人も気負いなく楽しんでもらえる。ボトルシェアリングという仕組みで人と酒との出会いを楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。

 営業時間は20時~翌2時頃。日曜定休。席料は1,000円(12月31日まで、ボトル持ち込み時は無料)。

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