戸山公園近くのスイーツ専門店「リスカフェ」(新宿区大久保3)がミルフィーユの冷凍ケーキの販売を1月5日、開始した。
高田馬場の「リスカフェ」が提供する冷凍ケーキの「ミルフィーユ 和栗のモンブラン」
「リスカフェ」は、テーマパークのホテルでパティシエを務めていた店主の前田峻行さんが2013(平成25)年にオープン。「笑顔がカエル場所。」をコンセプトに、旬のフルーツを使ったパフェやミルフィーユ、プリン、夏季はかき氷などを提供。遠方の客から「リスカフェのケーキを注文したい」との要望が多く、冷凍ケーキに着手した。
ミルフィーユは「リスカフェ」の看板メニューだが「冷凍にするとパイのサクサクした食感が失われ、冷凍対応のクリームを使わなくてはいけないなどの理由から、これまで他店でもほとんど販売がなかった」(前田さん)という。1000店以上の加盟洋菓子店があるケーキの通販サイト「Cake.jp」で、リスカフェ以外に1月14日時点で、2店舗しか扱っていない。
解凍しても食感が失われないようにしっかり焼いたパイ生地を使用。クリームも解凍に耐えられるよう前田さんが試行錯誤を繰り返し、何度も作り直した。ケーキの上部に絞る仕上げのクリームも解凍した時に崩れないように調整し、満足のいく冷凍ケーキが出来上がった。
提供する冷凍ケーキは「ミルフィーユ ベリー&ピスタチオ」(4,900円)と「ミルフィーユ 和栗のモンブラン」(5,400円)。「Cake.jp」で注文できる。冷凍保存で30日、解凍開始後、冷蔵保存12時間。送料は全国一律1,100円(離島などを除く)。すでに沖縄、大阪などから注文が入っているという。
前田さんは「東京まで来ることなくリスカフェの味を食べてもらえるようになった。頑張ってクリームも作ったので、食べてもらえれば」と話す。「とはいえ、店内が一番おいしく食べてもらえるので、東京にいらした際は店にも足を運んでもらえるとうれしい。今後、季節ごとに新しいケーキも投入していく予定」と意気込む。