JR高田馬場駅早稲田口「BECK'S COFFEE SHOP」(新宿区高田馬場1)の店内壁面を活用したアートギャラリー「ToMoRrow Gallery」で現在、写真展「Vol.2 PETALOPOLIS by 新納翔/写真家」が開かれている。
「BECK'S COFFEE SHOP」 内 アートギャラリー「ToMoRrow Gallery」展示の様子1
「ToMoRrow Gallery」は、JR東日本が「東京感動線」プロジェクトの一環として、日常の中で気軽にアートを楽しみ、心にゆとりある生活を提供することを目的に行う。アート作品を入れ替えながら展示販売し、アートディレクションは「MEALTedMEADOW」(通称メルメ)が担当する。
現在、プロジェクトの第2弾として、早稲田大学出身の写真家、新納翔さんの写真集「PETALOPOLIS」(ペタロポリス)と同名の作品20点を展示・販売している。タイトルは巨大な未来都市を想起する新納さんの造語。「ペタ」はギガ、テラよりも大きな単位で、テラの1000倍。
新納さんは「交通網の発達により生まれた巨大都市を『メガロポリス』と呼び、インターネットの普及でさらに拡大した都市を『ギガロポリス』と呼ぶ。『ペタロポリス』は、さらに巨大な未来の仮想都市をイメージしている。一連の作品は、写真という媒体で今を撮ることで未来を写す試み」と作品について話す。
カフェの来店者は、各展示作品にひも付くQRコードを読み込むことで、作品を鑑賞しながらアーティストや作品の情報を閲覧できる。作品はECサイト「JRE MALL」内の東京感動線ショップで購入できる。
新納さんは「特に若い人たちに日頃からアートに触れてほしいと思っている。ここはアート作品を見る目的で入るギャラリーとは違い、カフェに入ることで作品に出会うことができる空間。この偶然の出会いからインスピレーションを得て、世界を広げてもらえれば」と呼び掛ける。
営業時間は6時30分~21時。4月上旬までを予定。