動画制作などを手がけるベンチャー企業「ジーンハート」(新宿区西早稲田1)が、動画配信サイト「ジーンシアター」を公開し、1カ月がたった。
「ジーンハート」は社長の井村哲郎さんが2020年に創業。「映像とVRで世の中を、もっともっと面白くする」をビジョンに、映像やVR・ARコンテンツ制作、VRコンテンツのコンサルティングなどの事業を展開している。
初となる自社サービスの「ジーンシアター」は「ジーンとくる映像作品」を配信する動画配信サイト。「ジーンとくる」は、「感動」「癒やし」「元気」「ドキドキ」「スカッと」「笑い」「懐かしさ」のいずれかの感情のこと。見る人がこれらの感情を沸き立たせる動画作品のみを提供することが特徴。
映像作品は最長10分の短編動画に絞り、過剰表現や強いメッセージ性のある不快と感じられることのある動画は配信しない。「快適な視聴環境を提供したい」との考えから、作品前後や途中には広告が入らないことも特徴。動画は事前に複数の審査員で採点して一定の評点を獲得したものだけをラインアップする。
サイトでは、自分で検索して動画を探すほか、「特集」「気分で選ぶ」「ジャンルで選ぶ」の方法でも動画を選ぶことができる。5月と6月は「親子の絆って、何だろう?」を展開している。サイト公開時点で51人の映像作家の88作品を掲載。今後、毎月20~30作品、10~15人の作家を追加していく。
井村さんは「全作品無料見放題で、自分がなりたい気持ちによって、自由に動画を選べる。会員登録しないで視聴できるので、見てもらえれば」と呼びかける。