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目白「切手の博物館」で「切手はり絵コンテスト」 課題テーマは「沖縄」

切手の博物館学芸員 大関みのりさん

切手の博物館学芸員 大関みのりさん

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 「切手の博物館」(豊島区目白1、TEL 03-5951-3331)が「第19回 切手はり絵コンテスト」を行っている。

「切手はり絵」のために用意された古切手の一部

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 毎年夏休み期間中に開催する同コンテスト。今年は、本土復帰50周年を迎えた沖縄をテーマとする課題部門と、テーマに制限のない自由部門で作品を募集する。応募はジュニアの部(中学生まで)と一般の部の2部制。作品規格は、はがきサイズ以上A4サイズ、厚さ5ミリまで。部分的に折り紙、布、写真、絵など切手以外も使用可。

 専門家と同館スタッフによる審査を行い、最優秀賞、優秀賞、佳作、切手の博物館特別賞を授与するほか、応募者全員に参加賞として同館の招待券1枚を贈る。締め切りは8月21日。結果発表は全応募作品を展示する「切手はり絵コンテスト作品展」(9月3日~11日開催)で行うほか公式ホームページでも行う。

 同館3階で開催中の「切手はり絵」をテーマにした体験型イベント「きて★みて★きって2022」の会場では、「切手はり絵」の材料となる150種類以上の古切手と下絵、のりやはさみなどの道具もそろえる。制作した貼り絵をその場で応募することもできる。

 課題部門のテーマについて学芸員の大関みのりさんは「今年もいろいろな候補が上がったが、沖縄県の本土復帰50周年の節目の夏に、コロナ禍で旅行を控える人も多い中、沖縄に思いを寄せる機会になればと選んだ」と話す。

 同会場には、日本郵便切手デザイナーの星山理佳さんが手がけた「沖縄復帰50周年」記念切手、8月10日に発売されるイリオモテヤマネコなどがデザインされた「世界遺産シリーズ(第14集)」などの原画を含む展示のほか、過去の応募作品の中から沖縄をテーマにした作品などを展示する。

 大関さんは「過去の応募作品を参考に、さまざまな『切手はり絵』の手法の紹介展示も行う。例年よりも席数を減らしての開催となるが、1階展示室、2階図書室などの展示も鑑賞いただきながら切手を使った貼り絵を楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は10時30分~17時。月曜休館。大人=200円、小中学生=100円ほか(1階企画展示「絶景かな 絶景かな」展の入館料を含む)。毎月23日の「ふみの日」は入館無料。会場では換気を行い、入れ替えの際には机や椅子、道具類を消毒するなどの感染対策を行う。

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