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高田馬場の芸能プロダクション放映新社 舞台と映像で新しい表現プロジェクト

「ゆめみづきの幕の下」のDVDと舞台パンフレット

「ゆめみづきの幕の下」のDVDと舞台パンフレット

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 高田馬場の芸能プロダクション、放映新社(新宿区高田馬場1)が8月10日、演劇作品を創作する新規プロジェクト「DOVE STUDIO(ダヴ・スタジオ)」のDVDを発売した。

放映新社 「DOVE STUDIO」ファーストプロジェクト出演者

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 同社は、1990(平成2)年12月創業の芸能プロダクションで、俳優・声優の養成所も併設する。アニメ「ラブライブ!」の星空凛役を務める飯田里穂さん、ミュージカル「刀剣乱舞」の今剣役を務める大平峻也さんなどが所属する。

 「DOVE STUDIO」は、同社が所属俳優の成長とプロモーションを目的として、舞台と映像の作品を創作する企画としてスタート。今後は1プロジェクトごとに都度、参加者を広く募り創作活動を行うという。

 ファーストプロジェクトとして、3月9日からの4日間、パフォーミングギャラリー&カフェ「絵空箱」(新宿区)で、舞台「ゆめみづきの幕の下」を公演。同時に同作品のDVDのための撮り下ろし映像とメーキング映像を収録。脚本は、映画監督や映像ディレクターとしても活動する加藤綾佳さん、演出は俳優で同社講師も務める照井健仁さん。DVDの編集は加藤綾佳さん手がけた。

 小林百合子社長は「毎年、多くの人が芸能界での活躍の場を求めてやってくる。20年以上も通うレッスン生もいる。だが芸能界で活躍の場を得ることができる人は少ない。この状況で、自分に何ができるのかを考え続けてきた。2019年3月から講師を務める照井がレッスン生の殻を破り内面を引き出し、彼らの演技を変えていると感じたことがプロジェクト開始のきっかけとなった」と言う。

 「一方で、2000年代後半から、求められる俳優像に変化を感じていた。手の届かない美男美女ではなく、生活感のある『隣のクラスの3番目にかわいい子』のようなキャラクターが求められている。今こそ新規プロジェクトを立ち上げて、表現による成長に挑戦したいと考えた」と経緯を話す。

 照井さんは「『ゆめみづきの幕の下』では、現実の街の中のバーを舞台に、近距離で俳優が演じる。同じタイトルで映像制作も行うことで、より多くの成果を得ることができると考えた。このプロジェクトでやりたいことは、人と人が出会う場所をつくること。第一線で活躍するクリエーターとの出会いは刺激になる。もう一つは、高田馬場の街を舞台にすること。舞台と映像の中間的な演劇を高田馬場で発信していきたい」と力を込める。

 現在、セカンドプロジェクトとして、劇団キャラメルボックス所属俳優、鍛治本大樹さんによるワークショップを予定している。

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