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高田馬場に焼き油そば専門店「焼爺」 ワセメシ人気店が新たな挑戦

「焼爺」の店主・石田正徳さんと坂爪信治さん(右から)

「焼爺」の店主・石田正徳さんと坂爪信治さん(右から)

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 焼き油そば専門店「焼爺(やきじい)」(新宿区高田馬場1)が9月28日、高田馬場駅前にオープンした。

「焼爺」の「焼き油そば」(並盛)

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 早大周辺に3店舗を展開し、ワセメシ(早大近くの飲食店)の人気店として知られる油そば専門店「麺爺(めんじい)」の系列店。早大の秋学期の授業開始に合わせてオープンできるように準備を進めてきた。高田馬場地下鉄名店ビルの地下1階に立地し、地下鉄東西線高田馬場駅5番出口に直結する。店内は約13坪。客席はカウンター=4席、テーブル=18席。

 提供する焼き油そばは、ゆでた麺の片面を焼き上げ、バリバリした食感が楽しめるオリジナルメニュー。細切れにしたあぶりチャーシュー(コロチャー)とタマネギを麺の下に入れ、専用の和風だれととろみをつけるうまみ海鮮だれを使う。「麺爺」の麺と同じ生地を使うが、ちぢれ麺ではなくバリバリした食感が出やすいストレート麺で提供する。

 新しい油そばを開発するために、「油そば研究所」と位置付け、毎月提供する油そばを変えていた「麺爺ラボ」(馬場下町、現在は休業中)で提供したことがある人気メニュー。店主の石田正徳さんは「バリバリ感を出すために、麺の下にトッピングを入れている。スマホで撮影する人が少なく、それだけ一生懸命食べてもらえたのがうれしい思い出」と話す。

 価格は、小盛り(175グラム)=680円、並盛り(245グラム)=780円、大盛り(315グラム)=880円。トッピングで卵黄(50円)、背脂(100円)、野菜(モヤシ、ニラ、ネギ=150円)、タマネギ増量(50円)、チャーシュー増量(150円)などを用意する。「今後はカレー味やタイ風味などのメニューも追加していく予定」(石田さん)という。

 石田さんは「新型コロナの影響で、自宅で楽しめる油そばセットの配達や配送、吉祥寺への出店、居酒屋業態のオープンなど早稲田を出て、新しいことにチャレンジしてきた。今回、新しい挑戦で再び早稲田の近郊に戻ってくることになり、『ただいま』という気持ち。自信の一品を食べてもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は11時~22時。

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