早稲田大学理工3学部の学園祭「第69回理工展」が11月5日、6日、開催される。
「理工展」は早稲田大学の基幹・創造・先進の3つの理工学術院がある西早稲田キャンパス(新宿区大久保3)で例年11月初旬に開催される学園祭。研究発表や講演会、参加型の実験体験企画などを用意し、科学の楽しさに触れられることが特徴で、子どもの来場者も多い。主催は「理工展」を運営するサークルの第69回理工展連絡会。
3年ぶりに実地開催を主軸にし、昨年は取りやめた飲食の模擬店も再開する。食べ歩きを禁止し、専用の飲食スペースを用意するほか、密を回避するためにステージ企画などは事前に整理券を配布するなどの感染症対策も行う。
今年、「理工展」の新しいマスコットキャラクターで早稲田の理系大学生アンドロイド「矢口ちゃん」が登場。理工展周知のためにVチューバーとして、ライブ配信などに取り組んできた。当日は長年マスコットキャラクターとして活躍している着ぐるみの「矢口くん」と合わせて限定グッズを販売するほか、「矢口ちゃん」と話ができるコーナーも設ける。
近隣の飲食店とのコラボは、過去最大となる11店舗で展開。限定のコラボメニューを提供するほか、理工展のパンフレットアプリ「アプリコ」を使うとクーポンがもらえたり、飲食店ラリーに参加したりできる。「アプリコ」は企画の検索やマップ機能を搭載しており、理工展の全てが分かるようになっている。
ロボットの展示や脱出ゲームなど32の展示企画、14のパフォーマンスサークルなどのステージ、雲を作ったり芳香剤を作ったりする9つの実験教室を展開する。一部、オンラインに対応する企画も用意。コロナ禍で誕生した3DCGで西早稲田キャンパスを再現した「バーチャル理工展アプリ」もアップデートし、来場できない人にも楽しんでもらえるように工夫する。
第69回理工展連絡会代表の若杉遼太さんは「今年は『花を咲かす』という意味の『Bloom』をテーマに、いろいろな企画で学生たちの力が花開く姿を見てもらえるように準備してきた。実験企画をはじめとした理工ならではの企画はもちろん、新しい企画も用意しているので、来場してほしい」と呼びかける。
開催時間は11月5日=10時~17時、6日=10時~16時。アプリはGoogle Play、AppStoreからダウンロードできる。