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高田馬場駅前「割烹桂」がビル建て替えで移転 62年の歴史、下落合駅前へ

「割烹桂」店主の大塚世紀さん(左)とスタッフ

「割烹桂」店主の大塚世紀さん(左)とスタッフ

 高田馬場駅前の伊勢浪ビルに入る「割烹(かっぽう) 桂」(新宿区高田馬場2)が6月27日、移転のため閉店した。

ランチの「刺身と穴子照焼き」=馬場駅前「割烹桂」がビル建て替えで閉店

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 店主・大塚世紀さんの父親と叔父が老舗映画館「早稲田松竹」(高田馬場1)の近くで始めた同店。伊勢浪ビルの完成に合わせて1964(昭和39)年、現在の場所に移転した。父親と叔父が港区白金台にあった料亭「般若苑(えん)」で修業していた際、職場の遊びが将棋だったことが店名の由来で、当初は「香車」だったが、30年ほど前に「桂」に変更した。店内には将棋の駒をあしらった装飾も見られた。

 昔ながらの懐石料理を提供し、冬はフグ料理が名物の同店。刺し身と6種類程度の一品から選べるランチも人気で、地域の人や近隣の会社員を中心に長年親しまれ、最近は若い客の姿も見られるようになっていた。2002(平成14)年ごろから店で働いてきた大塚さんは「父と叔父が他界し、店を引き継いで頑張ってきた。皆さんのおかげで、客数も以前より増えてきた」と振り返る。

 移転はビルの建て替えに伴うもので、告知してからはなじみの客が多く訪れ、カウンター越しに大塚さんと談笑する姿が見られた。「高田馬場で店を探していたが、条件に合う物件が出てこなかった」(大塚さん)といい、下落合駅前に移転場所を決めた。大塚さんは「今までやってきたことを続けて、お客さんが笑顔で帰ってくれるような店にしていければ」と意気込む。

 オープン日は8月中旬を予定。決まり次第SNSなどで告知する。

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