高田馬場経済新聞

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早大近くに洋食店「キッチン南国」 レシピを引き継ぎ「キッチン南海」継承

「キッチン南国」オーナーの石井直樹さん、料理長の鬼塚剛史さん(左から)

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 早大南門通りに洋食店「キッチン南国」(新宿区戸塚町1)が11月28日、オープンした。

「キッチン南国」の「上カツカレー(ロース150グラム)」

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 「キッチン南国」は約50年営業を続け、9月末に閉店した「キッチン南海 早稲田店(以下キッチン南海)」を「A&A CAFÉ」オーナーの石井直樹さんが継承した店。いずれも早稲田大学南門通り商店会のエリアにある店で、石井さんとキッチン南海店主の大根田新さんは以前から親交があった。

 石井さんが「店を閉めるようなことがあれば、引き継ぎたい」と以前に話していたことがきっかけとなり、キッチン南海の閉店を決意した大根田さんから声がかかった。石井さんは「当初はカレー専門店にしようと考えていた。メニューを引き継げるとは思っていなかった」と話す。

 大根田さんから「店名は変えないといけないが、やるなら自分のレシピも仕入れ先も全て引き継ぐ」と提案があり、指導を受け、準備を進めてきた。作った料理を大根田さんに試食してもらったり、仕込みを一緒にしたり、懇意にしている学生の協力を得て、実際に客が来た状態を想定し、店のオペレーションを確認したりしてきた。神保町にあるキッチン南海で修業した人のみがキッチン南海を名乗れるため、店名は「キッチン南国」に変更。石井さんの「A&A CAFÉ」がハワイアンをテーマにしたカフェだったことも決め手となった。

 価格は変更したが、「カツカレー(ロース)」(800円)、「しょうが焼きライス」(750円)、「A しょうが焼き・若鶏ささみフライ」(850円)、「B しょうが焼き・アジフライ」(800円)、「C しょうが焼き・チキンカツ」(850円)などメニューの構成はキッチン南海と変わらない。

 石井さんは「お客さんからは『営業が再開してよかった』という声や『前のマスターの時のほうがカリッと揚がっていた』などのご意見も頂いている。誠実に受け止め、さらに改善していきたい。大根田さんのお客さんに満足してもらえるよう頑張っていければ」と話す。

 営業時間は11時~15時。日曜・祝日定休。準備が整えばディナーの営業も始める予定。

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