ウェブメディア「高田馬場経済新聞」が1月7日、掲載記事に関連する場所を地図上で閲覧できるページ「馬場経マップ」を設けた。
高田馬場経済新聞 森下ことみ編集長(左) YassLab 安川要平さん
高田馬場経済新聞は2018(平成30)年8月、地域のローカルニュースを発信する「みんなの経済新聞ネットワーク」の一つとして、高田馬場・早稲田・目白のエリアを対象に配信開始。高田馬場で「シェアオフィス&コワーキングスペースCASE Shinjuku」(新宿区高田馬場1)などの創業支援施設を運営する「そーほっと」(同)が運営する。
地図は、位置情報テクノロジーを扱うスタートアップ「Geolonia(ジオロニア)」(文京区)のサービス「Geolonia Maps」を使う。
森下ことみ編集長は「昨年12月、ジオロニアのエンジニアで、位置情報を使うスマートフォン向けフィールドゲーム『まちクエスト』の開発・運営も行う石原淳也さん、Webサービス開発の学習コンテンツ提供などを行う『YassLab(ヤスラボ)』の安川要平さんとの雑談がきっかけだった」と振り返る。
記事内の位置情報を元に記事公開後に地図上に自動的にアイコンがプロットされる。アイコンをクリックすると記事が閲覧できる。システムは安川さんの全面的な技術協力と石原さんのサポートを得て実現した。
森下編集長は「ニュースは時間に強くひも付くもので、時間がたてばイベント開催情報は過去の情報となり、記事で取り上げた飲食店の閉店も起こる。だが、街の中で起こった出来事の記録としては、この地図には一覧性があり興味深い。今後は記録としてだけでなく、この記録を活用した取り組みなどができれば」と意気込む。