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馬場下町の油そば専門店「麺爺」が復活 客から「営業再開、うれしい」の声

営業再開で多くの客でにぎわう「麺爺 馬場下店」の様子

営業再開で多くの客でにぎわう「麺爺 馬場下店」の様子

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 早大近くの油そば専門店「麺爺(めんじい) 馬場下店」(新宿区馬場下町)が1月23日、営業を再開した。

「麺爺 馬場下店」にできた行列の様子

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 「麺爺」は、2011(平成23)年に1号店となる早稲田店をオープン。早大周辺の飲食店の総称「ワセメシ」の店として早大生にも熱心なファンが多く、現在は早大周辺に3店舗を展開している。

 早大の学生サークルの活動拠点「学生会館」がある戸山キャンパスに隣接する馬場下店。コロナ禍以前は、サークル活動や授業終わりの学生でにぎわっていた。昨年5月、オンライン授業などに対応する個室スペース「まなびLabo早稲田店」に業態を転換。新型コロナの影響を受ける中で、早大生の役に立てることや物件を維持しながら「麺爺」としての営業再開の可能性を残せることなどが転換の理由だったという。サークル活動が再び活発になってきていることや「麺爺」としての営業を再開してほしいという声から、再度、業態転換することにした。

 1月25日までは、11時までに来店した客に100円で油そばを提供するとアナウンスしたこともあり、多くの客が初日から行列を作りにぎわう様子が見られた。ランチ時にも続々と客が来店。久々の営業だったが、店員は慣れた様子で客を案内していた。

 戸山キャンパスに通う2年生の2人組は「キャンパスから近いこともあり、業態転換の前はよく通っていた。営業終了にはショックを受けたので、再開はうれしい」「早稲田店が混んで行列になっていることが多かった。馬場下店がオープンすることで、少しでも混雑が緩和されることを期待している」と話した。

 店主の石田正徳さんは「系列店の中で、最もコロナに振り回され、お客さんを振り回してしまった店。早大はサークル活動が活発で、活動の後に多くの学生さんに来てもらって、笑顔のたまり場になっていた店でもある。復活は感慨深い。開店時間も以前のように1限目が終わる10時30分に戻した。また多くのお客さんに利用してもらいたい」と意気込む。

 営業時間は10時30分~23時。日曜定休。

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