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学習院大学で小学生対象のプログラミングワークショップ 主催は未来の先生たち

学習院大学 プログラミング教育研究サークルの学生と子どもたち

学習院大学 プログラミング教育研究サークルの学生と子どもたち

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 教職を志す学生を中心とするプログラミング教育研究サークルが2月23日、学習院大学(豊島区目白1)で小学生を対象にワークショップを行い、延べ44人の子どもたちがプログラミング体験をした。

学習院大学 プログラミング教育研究サークルワークショップの様子

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 同サークルは、2020年から小学校で始まるプログラミング教育に向けて、指導方法や理論などを中心にした勉強会と、プログラミング技能の向上の演習を行ってきた。今回のワークショップは、その活動の延長線上にあり、学生は子どもたちが力を合わせて目標に向かう手助けをするサポーターに徹し、直接マウスは操作しないなど、教育学を学ぶ学生ならではの手法で行った。

 同サークルを主催する宮島衣瑛(みやじまきりえ)さんは「2020年に小学校でプログラミング教育が始まるが、大学のカリキュラムには対応する授業がまだ組み込まれていない。サークルでは学生同士でプログラミング教育を学び合う活動を行ってきた。これは全国でも珍しい事例。今回のワークショップの目的は、子どもたちに実際にプログラミングの世界に触れてもらうこと、保護者をはじめ広く一般の人にプログラミングについて知ってもらうこと。教職を希望する学生たちにとっても、子どもたちとのワークショップを実践することが貴重な経験になる」と期待する。

 ワークショップでは、ビジュアルプログラミング言語の一つ「Scratch(スクラッチ)」を使う。基本操作の説明の後、グループごとに自分たちが作ったストーリーを、スクラッチを使って動画で表現する作業を行い、最後に全員が成果発表をした。参加した子どもの約8割がプログラミング初体験者だったという。

 宮島さんは「15歳の時からCoderDojo Kashiwa(コーダー道場柏)というプログラミング道場を運営してきた。教育の現場にプログラミング教育が導入される2020年という節目に、大学生として教育を学ぶ私が持つ経験を役立て、サークルの仲間たちと未来を模索したい」と、教育とプログラミングへの思いを語る。

 ワークショップはウェブサイトで告知したほか、豊島区教育委員会の後援を得て区内小学校で4年~6年の生徒全員にチラシを配布するなどした結果、区内外から142人の応募があった。当初は、午前と午後の2部制、定員各20人の予定だったが反響が大きく、対応できる最大の人数まで増やした。「多数の応募があったことが励みになった。課題も見えたので、今回のワークショップを十分に検証して、次回開催につなげたい」と意気込む。

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