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高田馬場の会員制スナックが閉店 銀座に移転再開へ、クラウドファンディングも

「会員制スナック十°」のキャッチコピーとロゴ

「会員制スナック十°」のキャッチコピーとロゴ

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 高田馬場の「会員制スナック十°(ジュード)」(新宿区高田馬場2)が2月7日に閉店し、銀座に移転し4月1日に営業を再開する。

今も受け継がれる「10°(ジュード)」のコンセプトイメージ

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 同店は2006年に早稲田大学生を中心とした4人の現役大学生が開店したバー「10°bar(ジュードバー)」がルーツ。店名の「10°」は、「人と人の出会いによって生じる刺激と、ちょっとした成長」を角度で表現している。バーは2016年に閉店したが、2010年にオープンした姉妹店の「10°café(ジュードカフェ)」(豊島区高田3)は現在も高田馬場で営業しており、そのコンセプトを継承している。

 学生時代に「10°bar」で店長を務めていた山室智弘さんは、大学卒業と同時に就職。約5年間広告代理店に勤務していたが、「みんなで再集合できる場所、再び刺激を与え合える場所を作りたい」という気持ちが高まるのと同時に、バーを運営していた当時の客や仲間がどうしているかが気になり始め、昨年4月に会社を退職。昔の仲間に声を掛け、「10°bar」の跡地に「会員制スナック十°」を昨年8月にオープンさせた。

 スナックを営業している中で、日常的にアクセスしやすい場所、多様な人たちが集まる場所、大人がワクワクを感じられる街にニーズがあることが分かってきた。それらの条件を満たす銀座で店舗物件を探し始め、銀座8丁目に物件を確保。高田馬場の店舗を閉め、銀座での開店に向けて準備を進めながら、クラウドファンディングを実施している。会員制のスナックだが、クラウドファンディングサイト「Makuake」で支援することで、会員の資格を得ることができる。

 クラウドファンディングの目標は100万円で、3月22日時点ですでに116%を達成している。リターンは「占い師ママによるタロット占い」(1,000円)、「プライムプラン特別体験チケット」(4,000円)、ロゼシャンパンボトル750ミリリットル引換券」(4,000円)、「モエ・エ・シャンドン ブリュットアンペリアル 750ミリリットル引換券」(8,000円)、「プライムプラン3回分回数券」(1万円)、「プライムプラン1カ月間 毎日利用し放題定期券」(2万円)などを用意する。

 山室さんは「学生時代にバーの店長をしていた頃、社会人経験を積むことで、もっと人と人をつなげられたり、話の幅が広がったりすると感じて、社会に出てからまた店がやりたいと思っていた。当時よりももっと刺激のある出会いを提供できる場、世代を超えていろんなお客さんが集まる場にしていきたい。既に多くの人に協力していただいており、本当に感謝している。クラウドファンディングの期間も残り少ないが、1人でも多くの人に興味を持ってもらえれば」と呼び掛ける。

 営業時間は20時~24時の予定。土曜・日曜・祝日定休。

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