声優・中尾隆聖さんの新著「声優という生き方」の発売を記念し、芳林堂書店高田馬場店(新宿区高田馬場1、TEL 03-3208-0241)が「中尾隆聖さんトーク&サイン会」を5月15日に開催する。
中尾さんは5歳のときに文化放送のラジオドラマ「フクちゃん」のキヨちゃん役でデビュー、芸歴60年を超える。代表作は「それいけ!アンパンマン」(ばいきんまん役)、「ドラゴンボールZ」(フリーザ役)など。
「声優という生き方」(イースト・プレス)は5月10日に発売予定。新劇の俳優が洋画の吹き替えを担当することから始まったとされる声優ブーム。約半世紀がたち、現在では若者の人気職業に。業界の形が整い、より大きくなったものの、華やかさの影には厳しい現実も待ち受けている。「うまくやろうとするな」「売れるのが唯一の価値観か」など、成功法則のない声優業界だからこそ必要なスキルと心構えがつづられている。
トーク&サイン会は芳林堂書店高田馬場店8階のイベントスペースで開催。トークショーでは、制作秘話など書籍に関する話題提供や、参加者から事前に募集した中島さんに対する質問に答えるコーナーも用意。サイン会はトークショーの後に実施する。イベントの参加券は、同店で「声優という生き方」を予約・購入した人に先着で配布する。電話・メールでも予約も受け付ける。
山本善之店長は「中尾隆聖さんは、声を聞けば知らない人はいないくらい有名な声優。子役の時から声優をされているので、長年のファンという人も多い。今回は事前にイベントの中でお答えいただく質問を受けつけているが、熱量の高い質問がすでに多く集まっており、トークショーに対する期待を非常に感じている。熱心なファンの方はもちろん、幅広い方にもご参加いただければ」と呼び掛ける。
イベントは5月15日19時から。