「第7回学園祭マスコット総選挙2019」の結果が12月3日に発表され、早稲田大学の学園祭「理工展」公式マスコットキャラクターの「矢口くん」が4311票で4位、「早稲田祭」公式マスコットキャラクターの「わせだサイくん」が初エントリーながら1807票で8位にランクインした。
全国の大学から学園祭マスコットキャラクターがエントリーし、ウェブ投票で順位を争う企画。主催はマイナビ。今年は48の学園祭マスコットキャラクターがエントリーしていた。1位は、昨年に続き「ベラベア」(東京女子大学「VERA祭」、6671票)。2位は「こだぐま」(日本大学「砧(きぬた)祭」、5779票)、3位は「くまんちゅ」(大阪府立大学「友好祭」、5431票)だった。
「矢口くん」は、2003(平成15)年の「理工展」で初登場。「理工展にあふれる知識」の「知」を基に「矢口くん」という名前に。2013(平成25)年には「矢口くん推進室」を設置。LINEスタンプや理工展アプリに「AR矢口くん」の機能を付けるなど周知に努めてきた。第1回の2013(平成25)年からエントリーしており、昨年の10位から躍進し、過去最高順位となった。
「わせだサイくん」は、2006(平成18)年の「早稲田祭」の公式マスコットキャラクター「わせだサイ君」のリバイバルとして今年登場。慶応大学の学園祭「三田祭」の「みたぬきくん」とツイッター上で、映画「君の名は。」をオマージュした「マスコットの名は。」を実施。入れ替わったアカウントが早慶の学園祭を盛り上げるなど、話題性を意識した手法で「早稲田祭」のPRに取り組んできた。
「理工展連絡会矢口くん推進室」室長の船坂駿太郎さんは「今年の理工展でも、矢口くんが登場するたびに老若男女問わず、来場者の皆さまに矢口くんの熱烈な応援を頂いた。今回の結果も含め、さまざまな場面で矢口くんの人気が確実に上昇している事を強く実感する1年となった。来年度は『学園祭マスコット総選挙』での順位アップはもちろん、出場している他大学のマスコットと協力を行い、大学の学園祭という文化を周知していきたいと考えている。矢口くんの今後の活躍を楽しみにしていただければ」と意気込む。
「わせだサイくん」を企画した早稲田祭2019運営スタッフの來山(きたやま)千紘さんは「初挑戦ながら8位にランクインしうれしく思っている。投票してくださった方々に感謝申し上げたい。来年度以降も多くの方に愛されるマスコットキャラクターになるよう、そしてさらに『早稲田祭』を盛り上げていけるように頑張っていきたい。これからも『わせだサイくん』の活躍に期待いただければ」と呼び掛ける。