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早稲田大学「学生が主役の授業」 「大隈塾」がいち早くオンラインで自主講義開始

オンラインの「大隈塾」で「これから1カ月でやること」を受講生たちが共有する様子

オンラインの「大隈塾」で「これから1カ月でやること」を受講生たちが共有する様子

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 早稲田大学(新宿区戸塚町1)の講義「たくましい知性を鍛える(通称=大隈塾)」で学ぶ学生たちが、早稲田大学の春学期の講義開始に先立って4月10日、オンラインで自主的に模擬講義イベントを開始した。

「大隈塾」でゲスト講師の講義を聴く受講生(過去の様子)

 「大隈塾」は、次世代リーダーの育成を目的に、「たくましい知性」を鍛えるため、学生アシスタントが中心となり、受講生が企画・運営を行う。ゲスト講師の選定や講義の司会などの企画・運営を行い、講義ではディスカッションやグループワークなどを行う。「たくましい知性」とは、「自分で考えて問題を解決する力」のことでもあり、それが何かを受講生が考え続けるという。

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 今年は150人以上の応募があり、約100人が受講することになった。卒業生の社会人や昨年の受講生などが参加することもあるという。春休みに授業の準備を進めてきたが、早稲田大学が新型コロナウイルス感染拡大の影響で、春学期の開始を5月11日にすると公表した4月1日からオンラインで講義を進める準備を開始。予定していた授業とは異なるコンテンツを急きょ用意することになった。

 第1回のテーマは、「これからの1ヶ月間をどう使い倒すかを考える」。授業開始が5月になったことで突然発生した問題について考えた。ズームで行うオンライン授業に慣れるために、使い方やレクチャーを行ったあと、ワークショップを実施。この3カ月間を振り返り、自分の大切にしている価値観を見直した後、「6月の終わりに自分がありたい姿」を決め、そのためにこの1カ月取り組むことをグループに分かれて共有した。

 今後、毎週金曜の17時~18時に模擬講義を行い、「オンラインの可能性をパイオニアから学ぶ」「早稲田をぶち上げろ!人気サークル幹事長を呼んだパネルディスカッション」「doda編集長に学ぶ!自分に合ったキャリアとは?」「ZOOM模擬講義振り返り」の4回を予定。5月8日に終了予定。

 学生スタッフの野村駿平さんは「新型コロナウイルスの状況下でも、僕たちは学びを止めたくないという気持ちから、急ピッチでオンライン授業の用意をするための模擬講義の準備を進めてきた。模擬講義初回は100人を超える学生が参加した。中には高校生や、ほか大学の学生の姿もあった。ほかの団体からの参加も歓迎している」と話す。

 「最後に共有した『これから1カ月でやること』では、それぞれの熱意が表現されたすてきな空間になった。今後は履修してくれた学生にしっかり学びを届けることを最優先に、そしてその先は、さらに多くの学生と学びを共有できるように、このプロジェクトを外部にも展開させていく予定にしている」と意気込む。

 今回のオンライン模擬講義は、学生たちの自主的な活動で大学公式の取り組みではない。

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