西武鉄道が西武新宿線・高田馬場駅(新宿区高田馬場1)にスマートコインロッカー「SPACER(スペースアール)」を8月18日、設置した。
西武新宿線・高田馬場駅に設置されたスマートロッカー「SPACER」
西武鉄道の駅構内では初めての導入となる「SPACER」は、スマートフォンをコインロッカーの「鍵」とすることで、「従来のコインロッカーの機能に加え、予約ができたり、空きを探せたり、キャッシュレス決済、鍵を共有できるなど、新たな使い方が可能」(西武鉄道)という。高田馬場駅ビックボックス口の改札内に設置する。
iPhoneでは「SPACER」アプリをダウンロード、Androidでは、Google Chromeでスマホサイトにアクセスすることで利用できる。電話番号認証のみで登録ができることも特徴。利用したいロッカーに近づき、スマホを操作することでロッカーの鍵を開け荷物を預ける。取り出す際は、アプリ、スマホサイトから支払いを行う。クレジットカードとキャリア決済に対応し、現金決済は不可。
小サイズ(横41センチ×奥行き57センチ×高さ21~24.1センチ)を18個、大サイズ(横41センチ×奥行き57センチ×高さ90センチ)を2個用意する。利用料金は3時間で小サイズ=300円、大サイズ=600円。24時間最大料金は小サイズ=900円、大サイズ=1,200円。24時間最大料金は、繰り返し適用される。継続利用は6回まで。
予約は予約後から利用するまでの時間分の利用料金と予約料金100円が発生し、最大48時間ロッカーを確保できる。予約のキャンセルはそれまでの利用料金と予約料金がかかる。鍵の共有は、相手にURLをSNSやメールで送ることで可能。「コロナ禍における新しい生活様式を意識したものとなっている」(西武鉄道)という。
西武鉄道の担当者は「アプリをダウンロードの上、利用いただければ。今後、西武線の駅に設置箇所を増やしていくとともに、コインロッカーを起点とした新たなサービス展開も検討していきたい」と話す。