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高田馬場駅にブックカフェ「STAND」 山手線「東京感動線」の拠点としてオープン

誰もが自由に本を貸し借りできる本棚 「STAND by bookandbedtokyo」

誰もが自由に本を貸し借りできる本棚 「STAND by bookandbedtokyo」

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 JR高田馬場駅早稲田口に、本をテーマにしたカフェ「STAND by bookandbedtokyo」(新宿区高田馬場1)が8月26日にオープンした。

「STAND by bookandbedtokyo」のアイスコーヒー「アイスフィルター」

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 高田馬場駅舎内でJR東日本グループが「ベックスコーヒー」として営業していた場所にオープン。駅の耐震化工事のため「ベックスコーヒー」は2016(平成28)年に一時閉店。工事終了後同店を復元する案もあったが、同社が進める「山手線プロジェクト」の一環としてブックカフェを企画した。プロジェクトは山手線を起点に、まちの個性を引出し、まちや人が有機的につながる、心豊かな都市生活空間「東京感動線」の実現を目指すもの。

 取り組みとして、「多様な人・モノ・文化」が集まる高田馬場の街の特徴を生かし、「駅の文化交流拠点」と位置付け、街を彩るさまざまな文化的背景を持つ人々が気軽に立ち寄り、多様な文化理解・交流が生まれる場づくりを行う。店内に「誰もが自由に本を貸し借りできる本棚」を設置するほか、外国人や視覚障がいのある人に向けた多言語・点字対応メニューを用意。日本点字図書館、手塚プロダクション、日本ミャンマーカルチャーセンターをはじめ、地域の企業や老舗個店などから協力や賛同も得て地域連携によるコラボレーションも展開する。

 本の貸し借りは、書籍リストや貸出の管理簿などは作らず、性善説に基づいて運用するという。

 運営は「泊まれる本屋」をコンセプトにしたホステル「BOOK AND BED TOKYO」を展開するアトリエブックアンドベッド。ディナータイムに提供するサワーやカフェタイムに提供するメニューは、京都のフルーツサワー専門店「sour」との共同開発、コーヒーはニュージーランド・ウェリントン発のコーヒーロースター「Coffee Supreme」の豆を使うなどのコラボレーションも。

 同社の広報を担当する力丸聡さんは「当社初のカフェ単独出店。高田馬場の地域に根差したカフェになるよう、いろいろな楽しみ方を提案できれば」と話す。

 ドリンクは、「フィルターコーヒー」「エスプレッソ」(以上350円)、「カフェラテ」(450円)、「アールグレイティー」(450円)など。サワーは「フレッシュフルーツ」を使い、アルコール、ノンアルコールの2種類を用意する。「レモンサワー」(500円、ノンアルコール=360円)~。

 フードは、ピザ(「ペパロニデトロイト」=650円、「京湯葉山椒」=860円、「イカスミマッシュ」=950円)のほか、ブラック玄米と雑穀米で作る「ブラックキーマカレー」(950円)など。ランチタイムには、以上のフードなどをドリンクセットで提供する。モーニングは、「トースト&バター」(280円)、「アボガドオープンサンド」(530円)、「ホットドック」(420円)などをドリンクセットで提供する(価格は全て税別)。

 営業時間は、平日=7時~23時、土曜=8時~23時、日曜=8時~22時。

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