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早稲田大学がウェブサイト「早稲田文化ラボ」開設 4つのミュージアムも再開へ

早稲田大学が新たに公開したサイト「早稲田文化ラボ」

早稲田大学が新たに公開したサイト「早稲田文化ラボ」

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 早稲田大学(新宿区戸塚町1)が、「早稲田文化」の魅力や感動を発信するためのウェブサイト「早稲田文化ラボ」を9月25日に公開した。新型コロナウイルス感染症の影響で休館していた学内にある4つのミュージアムも再開する。

昨年開催された「Museum Week 2019」で演奏する「早稲田大学和太鼓サークル 魁響」

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 「早稲田文化」は、「建学以来、積み重ねてきた歴史と伝統を通して、日本社会とその文化に貢献してきた」(同大)という蓄積として知られ、「早稲田らしさ」ともいわれる。早稲田大学は500万点以上所蔵するという文化資産や文化施設を公開・活用している。

 早稲田大学では新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、「Museum Week 2020」「早稲田文化芸術週間2020」などのイベントが軒並み中止となった。「早稲田文化を発信する機会や、学生にとっても日頃のサークル活動の成果を発表する機会が失われている。早稲田文化を絶やさないためにも、オンラインでも楽しみながら早稲田文化の魅力に触れてほしい」(同大学文化企画課)という思いから「早稲田文化ラボ」を開設した。

 開設は、「早稲田文化芸術週間2020」の中止が決まった6月末に決定した。7月から配信用のコンテンツの制作やサークルに素材の提供の協力を仰ぎ、サイトの完成には3カ月弱かかった。サイトやコンテンツ制作のほとんどを、同大学文化企画課の職員が行っている。

 「キャンパスがミュージアム」「オンラインアドベンチャー」「ワセメシ」「早大生Show Time」の4つのテーマで構成。「キャンパスがミュージアム」では大学にある4つのミュージアムを紹介したり、オンラインで展示を公開したりする。「オンラインアドベンチャー」では、大学構内をバーチャル探検しながらキーワードを集め、ワークシートを完成させる「ワセダベアをさがせ」などを配信する。

 「ワセメシ」では、早稲田文化の一つである早稲田大学周辺にある多数の飲食店(通称:ワセメシ)をサイト上で順次紹介する。「早大生Show Time」では早大生の活動・活躍を紹介し、各団体から募った一押しの動画を公開する。

 公開にあたり、文化企画課の武笠真結さんは「秋学期から対面授業がはじまったが、いつでもどこでも『早稲田文化ラボ』を通して早稲田文化を感じてもらいたい。今後もコンテンツを追加していくので、ご覧いただけたら」と話す。

 「キャンパスがミュージアム」で紹介している早稲田大学のミュージアムは新型ウイルス感染症拡大に伴い3月2日より閉館していた。「會津八一記念博物館」「早稲田大学歴史館」「早稲田スポーツミュージアム」を9月25日から、「坪内博士記念演劇博物館」を9月28日から開館する。

 開館に際しては、感染拡大予防ガイドラインを踏まえた措置を講じる。来館者にはマスク着用やソーシャルディスタンスを保つように協力を呼び掛けるほか、団体見学は当面受け入れない。開館時間は10時~16時。土曜・日曜休館(大学の営業日に準ずる)。

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