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早大の学園祭「理工展」がオンライン開催でアプリ開発 VRでキャンパス再現

理工展連絡会がリリースした「バーチャル理工展アプリ」内の西早稲田キャンパスの様子

理工展連絡会がリリースした「バーチャル理工展アプリ」内の西早稲田キャンパスの様子

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 11月7日・8日にオンライン上で開催される早稲田理工の学園祭「第67回理工展」に向けて、早大のサークル「理工展連絡会」が2つのアプリを開発、リリースした。

「早稲田大学バーチャル理工展アプリ」で再現されている西早稲田キャンパス

 理工展は早稲田大学の基幹・創造・先進の3つの理工学術院の拠点である西早稲田キャンパス(新宿区大久保3)で例年11月初旬に開催される学園祭。今年は新型コロナウイルス感染症拡大を受け、早稲田キャンパスの学園祭「早稲田祭」と同じく、初となるオンライン開催で実施する。

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 オンライン開催は、理工展ホームページと公式アプリ、ユーチューブで行う。今年のテーマは「Magic Hour(マジックアワー)」。キャンパスを魔法の世界観に染めることで「魔法の時間」を過ごしてもらいたいという思いと、夕暮れの空色がほんの数十分間変化する、世界が最も美しく見える時間である「Magic Hour」を特別な時間として体感してもらいたいという思いを込めた。

 開催に先立ち「バーチャル理工展アプリ」と「理工展パンフレットアプリ」の2つのアプリをリリース。「バーチャル理工展アプリ」は、理工展連絡会「理工展IT開発班」に所属する3人が半年をかけて制作した。「理工展パンフレットアプリ」はiOS版とAndroid版をそれぞれ1人が制作した。11月5日もアップデートを配信し、当日に備える。

 「バーチャル理工展アプリ」は、早稲田大学西早稲田キャンパスをVRで完全に再現し、キャンパス内を自由に歩き回ることができるアプリ。理工展当日は、オフラインでの開催のようにキャンパス内の各教室で企画を楽しめるほか、コインを集めてショップでアイテムを購入することもできる。気球に乗り上空からキャンパスを眺めたり、着せ替えがあったり、ガチャなどの隠し要素も取り入れ、オンライン開催ならではの楽しみ方ができる。

 「バーチャル理工展アプリ」の開発は、4月の緊急事態宣言発令後に、理工展連絡会メンバーの「西早稲田キャンパスを再現したい」という一言から始まった。開発に関わった大内颯さんは「ゲームエンジン『Unity』での開発経験があるメンバーやキャンパスのモデリングを持っていたメンバーがいたことから、開発は順調に進んだが、オンライン開催が決定した8月まではアプリを制作していいのか不安だった」と話す。「バーチャル理工展アプリ」は来年以降も活用していくという。

 「理工展パンフレットアプリ」は、昨年もリリースした「理工展公式アプリ」をバージョンアップしたもの。オンラインでの開催に対応するため、企画にタグを付けたり、人気企画を探せたりする検索機能を充実させた。AR機能を使い公式マスコットキャラクター「矢口くん」と一緒に写真撮影ができる機能もある。

 理工展連絡会「理工展IT開発班」の鮎川拓実さんは「半年間という短い期間だったが、来場者の皆さまに楽しんでもらえるアプリを制作した。今だから、早稲田理工だから、できることをアプリに詰め込んだ。われわれの全てを注ぎ込んだ集大成を理工展アプリで体感してほしい」と呼び掛ける。

 「第67回理工展」代表の船坂駿太郎さんは「例年、理工展では2万人もの来場者がキャンパスを盛り上げ、学園祭の熱気をつくっていた。今年は直接キャンパスに来場して理工展を楽しんでもらうことができないが、そんな状態だからこそ、ゼロから創り上げた新しい理工展で皆さまに届けられる何かがあるはずだと思い、オンライン理工展という場を設けた。どんな状況であろうと変わらない、理工が主役の情熱とアカデミックさを届けられるよう、スタッフ一同尽力したい。皆さまと再び、キャンパスで理工展を楽しめる時間が待ち遠しくなるようなオンラインの学園祭になれば」と意気込む。