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「表現教育」テーマに初のオンラインフォーラム 高田馬場のクラーク記念国際高校

クラーク記念国際高校 東京キャンパスで表現教育を担当する小山智子さん(提供:クラーク記念国際高校)

クラーク記念国際高校 東京キャンパスで表現教育を担当する小山智子さん(提供:クラーク記念国際高校)

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 クラーク記念国際高校 東京キャンパス(新宿区高田馬場1)が11月15日、「踊る、歌う、演じる。表現教育で生徒たちが激変」と題し、同校初のオンラインフォーラムを開催する。

クラーク記念国際高校 東京キャンパス パフォーマンスコースの皆さん

 クラーク記念国際高校は全国50以上に拠点を構える通信制高校。約1万人の生徒が、通学型や通信型などさまざまなスタイルで学んでいる。東京キャンパスでは、1988(昭和63)年にパフォーマンスコースを創立。ダンス、演劇、歌唱、殺陣、インプロヴィゼーション(即興)、ラップの6つの表現方法を柱に授業の中で実技を中心に学び、年間10回程度の発表を行う形で「表現教育」を継続している。

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 今回のフォーラム開催は、同校が板橋区に新設したキャンパス「CLARK NEXT Tokyo」(クラークネクスト東京)が8月に開催したオンラインフォーラム「eスポーツは教育か?」がきっかけとなった。

 登壇者の一人でもある小山智子教諭は「当校初のオンラインフォーラムに予想を超える参加と反響があり、限られたテーマに興味がある人と出会い、意見を交換する良い場だということを実感した。20年にわたり東京キャンパスで取り組んできた『表現教育』について、オンラインフォーラムという形で世の中に伝えたいと考えた」と話す。

 フォーラムには5人が登壇する。小山さんは、表現を通して生徒たちが鍛錬され、学ぶことが楽しくなる、自分に自信が持てる、大学入試面接で自分をPRできるようになるなど、表現教育の過程で感じた手応えや有効生を交えて取り組みを紹介する。パフォーマンスコースで学び大学進学を経て就職した卒業生が登壇し、生徒の側からも話題提供をする。

 教育効果を可視化する評価ツールを提供するIGS教育事業部の三上富士雄さんは「表現教育効果をAIが可視化。今求められる力とは?」のテーマで、本年度、同校が試験的に導入したリーダーシップ、寛容性、表現力などの非認知能力を数値化する診断テストAi-GROW(Ai適正調査)によるデータを基に、表現教育で生徒たちにどういう力が備わったのか、伸びたのかなどの分析結果を交えて話題提供する。

 そのほか、演出家・脚本・専門学校「東放学園」講師の園田英樹さんが「表現教育で変わる子供たち。なぜ私は教えるのか?」、板橋区立板橋第一中学校ダンス部コーチの金丸雅恵さんが「ダンス部の挑戦。コンテスト入賞までの軌跡。」、東京音楽大学教授で同付属高校の校長・小森輝彦さんが「音大付属高校の可能性。表現教育を進化させる。」のテーマで登壇する。

 小山さんは「『演劇の中に教育の全てがある』を信念に生徒たちと舞台作りをしてきた。今回のフォーラムが日本の中に表現教育が根付く一つの契機になればという思いがある。興味のある親御さんや先生、やってみたい学生、いろいろな人に参加してもらいたい」と呼び掛ける。

 参加は無料、peatixで受付中。