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CAMPFIREのアワードで「ゲーセンミカド」「わっしょい」が受賞 新たなプロジェクトも

「店の存続のために頑張らねば」と話す「居酒屋わっしょい」の鴨井さんと今村さん(左から)

「店の存続のために頑張らねば」と話す「居酒屋わっしょい」の鴨井さんと今村さん(左から)

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 「CAMPFIRE クラウドファンディングアワード2020」の受賞プロジェクトが12月21日に発表され、高田馬場の「ゲーセンミカド」(新宿区高田馬場4)が総合賞5位、「居酒屋わっしょい」(高田馬場1)が「飲食・フード賞」をそれぞれ受賞した。

JR高田馬場駅から見える「ゲーセンミカド×ナツゲーミュージアムin白鳥会館」の看板

 「CAMPFIRE クラウドファンディングアワード2020」は、特に優れた挑戦をたたえることが目的。2020年に実施された約1万3000のプロジェクトから「2020年を代表する100プロジェクト」を選出。「支援総額」「支援者数」「影響力」の観点に加え、11月12日~23日にツイッターで「一般投票」を行い総合的に評価し、受賞プロジェクトを決定した。

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 高田馬場・早稲田エリアからは、「ゲーセンミカド」と「居酒屋わっしょい」が100のプロジェクトにエントリー。総合賞は5位まで、プロダクト賞3つ、ソーシャルグッド賞3つ、飲食・フード賞3つ、エンタメ賞4つ、特別賞4つの合計22のプロジェクトが選ばれた。受賞の期待が高まっていたエリア内のプロジェクトは共に受賞となった。

 「ゲーセンミカド」はコロナ禍において、エリア内では最も早く4月10日にプロジェクトを開始。翌日には目標額の2,000万円を達成。期限の5月10日までに、3872人から3,700万円超の支援を集めた。新規事業と既存店舗の活性化実現を目指していたことも特徴。総合賞の中では唯一、単独の中小企業の取り組みだった。

 11月29日にはプロジェクト内で計画していた新店舗「ゲーセンミカド×ナツゲーミュージアムin白鳥会館」(高田馬場4)をオープン。クラウドファンディングを見たナツゲーミュージアムの謎の社長Xさんからゲーセンミカドに声を掛け、コラボ店舗が実現。新店舗のオープン時、謎の社長Xさんは「コロナだからできたコラボ」と話していた。

 12月21日にはCAMPFIREで新たなプロジェクト「『雷電IV×MIKADO remix』アーケード版の制作」を開始。2021年4月リリース予定のNintendo Switchのソフト「雷電IV×MIKADO remix」をアーケード基板に逆移植し、ゲームセンターへのリリースを目指している。

 「居酒屋わっしょい」はコロナ禍で売り上げが激減し、事業継続が困難になったことから、5月7日から6月22日までクラウドファンディングを実施。早大の卒業生や近隣住民から支援が集まり、約36時間で目標金額1,000万円を突破。「早大山岳アルコウ会」の卒業生・現役有志が100万円の支援を行うなどし、最終的に2625人から2,000万円超の支援を集めた。受賞したプロジェクトの中で、唯一の居酒屋となった。

 常連客から「クラウドファンディングをしてみてはどうか」と提案されたり、「ゲーセンミカド」のクラウドファンディングの取り組みを知ったりしたことがプロジェクト立ち上げのきっかけになった。想像以上の支援が集まり、リターンにしていたロゴ入りジョッキを2000本発送することになり、発送時の状況も話題になった。

 「居酒屋わっしょい」の料理長・今村浩介さんは「当店は支援をお願いしただけなので、受賞は支援者の皆さんのもの。皆さんの支援がこうして評価を受けたことは、店の人間として大変うれしいこと。支援者の皆さまにも喜んでいただきたい。これだけの支援を頂いたので、店はつぶせない。この受賞でまた一つ気を引き締め、店の存続のために頑張らねばと責任を感じている」と話す。