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早大応援部が「箱根駅伝」でオンライン応援 代替わり初の舞台、「1千人校歌」も

早稲田大学校歌・オンライン歌い初め企画「1千人校歌」の収録に臨む早大応援部の代表委員主将・薗田将直さん

早稲田大学校歌・オンライン歌い初め企画「1千人校歌」の収録に臨む早大応援部の代表委員主将・薗田将直さん

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 早稲田大学応援部(以下、早大応援部)が1月2日、3日に行われる「第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)」で、オンラインを活用した応援を行う。

早稲田大学校歌・オンライン歌い初め企画『1千人校歌』の収録の様子 その1

 毎年恒例の箱根駅伝は、代替わりした早大応援部が初めて公式に応援を行う場。往路のスタート地点の大手センタービル前、往路のゴール地点のローソン元箱根店前で選手を激励してきた。新年の箱根駅伝は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、関東学生陸上競技連盟が応援部、OB・OG、保護者らの来場、応援の自粛を要請している。

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 コロナ禍による活動自粛で、例年通りの応援が行えなくなった早大応援部は、部員たち自身で考える機会をつくり、存在意義を追求。新しい応援の方法も模索してきた。これまで以上にSNSやオンラインを活用。東京六大学野球・秋の早慶戦前夜祭である「稲穂祭」をオンラインで配信し、10月29日の公開から、本日時点で5万3000回以上再生されている。

 代替わりした令和3年度早大応援部もその流れを引き継ぎ、新しい取り組みで箱根駅伝を迎える。箱根駅伝の往路スタート前に「早稲田大学校歌・オンライン歌い初め企画『1千人校歌』」を行う。ZOOMのミーティング機能を活用。あらかじめ収録した早大応援部が奏でる早稲田大学校歌を配信し、オンラインで一緒に歌う企画。

 往路の1、5区と復路の6、10区で行っていた応援もオンラインに切り替える。全区の早大競走部の選手が出発するタイミングで、事前に撮影した動画をツイッターでリアルタイム配信する。1区は第一応援歌の「紺碧(こんぺき)の空」1番(文字切り=「襷(たすき)に想(おも)いを乗せて行け」)、10区は「紺碧(こんぺき)の空」2番(文字切り=「ゴールを目指して駆け抜けろ」)など例年の箱根駅伝同様の雰囲気を演出する。

 競走部全体への応援だけでなく、当日走る選手個人を応援するために、「頑張れ選手名」の文字切りの動画も用意。出走メンバーは直前に確定するため、登録選手16人全員の撮影を行った。早大応援部は12月23日に代交代式を行っており、翌24日に所沢キャンパスに出向き、早稲田大学競走部を激励している。

 早大応援部の代表委員主将・薗田将直さんは「『1千人校歌』は、全早大生、全早稲田ファンに向けた企画。例年であれば、年明けに大手町と箱根に出向き、たくさんの観客の皆さんと応援できていたが、コロナ禍で応援が完全禁止となってしまった。それでも新年1回目の校歌を皆さんと歌いたい、今年も早稲田を応援してほしいという思いから本企画を検討し、準備してきた。オンライン上ではあるが、校歌を一緒に歌って、早稲田を応援していければ」と意気込む。

 早大応援部コーチで「1千人校歌」の企画監修を行う笹山俊彦さんは「箱根駅伝は、在校生だけなく全国のOBOG・ファン・関係者が注目する、早稲田にとって大切なスポーツ行事の一つ。年明け早々、正月三が日に行われることから箱根駅伝の早稲田の活躍具合がその年のワセダスポーツの活躍を占うものとして応援する方も多い。大手町や箱根での応援ができなくなってしまった中で、早大応援部には何ができるのか、何をしなければならないのかを必死に考えてきた」と話す。

 「早稲田大学校歌は、ただの校歌ではない。あるときは荘厳な式典歌として演奏され、あるときは軽快な行進曲として使用され、全ての早稲田関係者にとっては最大の応援歌でもある。大人数で集まって校歌を歌ったり、肩を組んで紺碧の空を歌ったりできない状況がいまだ続いているが、この2021年、本企画を皮切りに早稲田から日本全国にエールを届けたい」と意気込む。

 「1千人校歌」の参加方法は、早大応援部の公式ホームページで案内している。先着1000人、1月2日7時50分~8時に行う。