JR高田馬場駅早稲田口の本をテーマにしたカフェ「STAND by bookandbedtokyo」(新宿区高田馬場1)で「NewHere Exhibition 2021」が行われている。
歩幅と歩行閾値を広げるフットウエア「City Glider - Next Gen Footware」の展示
「NewHere Exhibition 2021」はモビリティ変革コンソーシアム、JR東日本、ロフトワークが共同で運営するアイデアソン・ハッカソン「NewHereプロジェクト」で支援したアイデアやプロトタイプを展示する企画。「新しい時代の『モビリティ』というテーマのもと制作された未来を感じる4作品」(NewHere Exhibition 2021)を展示する。
モビリティ変革コンソーシアムは、2017年9月に交通事業者と、各種の国内外企業、大学・研究機関などがつながりを創出し、オープンイノベーションによりモビリティ変革を実現する場として設立。昨年末時点で160団体が加盟している。加盟団体が4つのワーキンググループに分かれ実証実験を実施するほか、アイデアソン、ハッカソンで事業創出に取り組んでいる。「JR東日本のフィールドの活用により新たな連携を生み出す仕組み(エコシステム)を形成する」という。
本年度の支援プロジェクトである「空飛ぶクルマ」の模型とそれが当たり前の未来のイラストから構成される「Vision VTOL [VENT VERT]/RECONNECT Project」と駅を起点にしたDXヘルスケアプロジェクトの2つのアイデアを4コマ風漫画のストーリーボードにした「Concept Reserch;New Healthcare Service at Station」を展示。
さらに新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)を受け「Contactless(by default)」をテーマにし、移動することへの価値や可能性を問い直すアイデアに贈られる「YouFab NewHere賞」を受賞した歩幅と歩行閾値を広げるフットウエア「City Glider - Next Gen Footware」、教育のための新しい空間のプロトタイプ「S.O.S-Solution Of School-urban plug-in!!」のパネルも展示する。
JR東日本の技術イノベーション推進本部データストラテジー部門・次長の入江洋さんは「モビリティ変革コンソーシアムでは、2018年よりロフトワークと連携、特にユーザー視点からの提言を受け、さまざまなワークショップ開催等、各種共同作業を行っている。今回のNewHere賞については、2012(平成24)年から続いている『YouFab Global Creative Award』の一環であり、世界中から58もの作品応募があった。その受賞作品を展示し、多くの皆さまにご覧いただければ。高田馬場駅は山手線の発車メロディーが鉄腕アトムのテーマでもあり、『未来を感じる駅』という意味でもこの場所を選んだ。ぜひ多くの方にお越しいただき、未来を感じていただければ」と呼び掛ける。
営業時間は、平日=7時~20時、土日祝=8時~20時(緊急事態宣言により時短営業中)。「NewHere Exhibition 2021」は2月10日まで。