JR東日本、西武鉄道、東京メトロが1月20日から実施している終電時刻の繰り上げを3月12日まで延長する。
緊急事態宣言の発出に伴い、国土交通省と1都3県の要請を受けていた各社。春のダイヤ改正で終電の繰り上げを予定しているが、それとは別に終電時刻を当面の間繰り上げると1月13日に発表していた。今回、終電繰り上げの実施終了日が追加された形となった。
山手線は、平日、土休日ともに外回り1時4分を0時45分に、内回り0時55分を0時28分に繰り上げる。外回りの終電前は池袋止まりが増加。池袋から先の駅に行くには、平日=0時21分、土休日=0時17分が最後の電車となる。内回りの終電は大崎まで運行する。
西武新宿線は2本の電車を運休。平日の下り・上石神井行き0時50分を0時38分に、新所沢行き0時47分を0時32分に、土休日の下り・上石神井行き0時33分を0時10分にそれぞれ繰り上げる。上り・西武新宿行きに変更はない。
西武鉄道は、新たに2月13日~3月7日の土日祝について、西武新宿線の「特急レッドアロー号」の全列車(50本)を運休すると2月5日に発表。新型コロナウイルス感染症拡大による利用状況が理由。特急券を購入した客には、払い戻しを呼び掛けている。
東京メトロ東西線は、平日の西船橋方面行き0時7分を0時1分に、中野方面行きが0時39分を0時26分に、土休日の西船橋方面行き0時7分23時57分に繰り上げる。中野方面行きに変更はない。終電接続は行わないため、時間に余裕を持った利用を呼び掛けている。
各社とも代行輸送は実施しない。春のダイヤ改正は3月13日。