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高田馬場駅前ロータリー広場で植栽工事 「思い出の場所」「広場の魅力を高めたい」

バリケードが設置されたロータリー広場でごみの仕分けを行う「早稲田大学 ロータリーの会」の皆さん

バリケードが設置されたロータリー広場でごみの仕分けを行う「早稲田大学 ロータリーの会」の皆さん

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 「高田馬場駅前ロータリー広場(新宿区高田馬場1、以下ロータリー広場)」で現在、植栽補植工事が行われている。

高田馬場駅前ロータリー広場に新たに設置されたプランターの様子

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 ロータリー広場は、待ち合わせ場所として多く使われるなど、高田馬場駅利用者などの団らんの場となっている。「ロータリー広場という多くの人の思い出になっている大切なコミュニケーションの場所をきれいにしたい」という思いなどから、学生サークル「早稲田大学 ロータリーの会」が日曜を除く毎日、清掃活動を行っており、ロータリー広場の美化とポイ捨ての防止を呼び掛けていることでも知られる。

 これまでも新宿区はロータリー広場を維持するための整備を行ってきた。2019(平成31)年3月には喫煙スポットの改修工事を、昨年3月には土壌の入れ替え、樹木の植え替えを行うほか、土中にネズミ対策ネットを敷設する緑地改修工事を、今年の2月にはロータリー広場を照らす灯具の取り換え工事を行ってきた。

 ロータリー広場の緑地は「3月下旬より顕著になった広場の混雑に伴い、踏みつけられるなど低木が折られるなどの被害があった」(新宿区)という。損傷状況が大きいため、今回の工事では再発防止策と共に植栽の捕植を行うことにした。

 現在の緑地はドウダンツツジ13本が根元から折られ、タマリュウが一部しか残っていないため、今回の工事でそれらを元の状況に戻す。また、植栽の踏みつけ防止策として、ロータリー広場内のベンチとベンチとの間にプランターを新たに設置し、マホニアンコンフューサを植える。

 4月9日にはバリケードが設置され、広場の3分の2が囲われた。工事に必要な面積を確保するとともに「ロータリー広場内での飲酒や騒ぐ行為など、3密を回避する効果も期待した」という。工事期間中に入り「夜間の飲酒や騒ぐなどの行為は減少したが、待ち合わせ場所や喫煙所からあふれた方などで、広場の残りのスペースが密になる時間帯がある」という。

 新宿区の担当者は「高田馬場駅前広場を利用いただいている皆さまには長期間ご不便をおかけするが、より良い広場に整備し、広場の魅力を高めていきたいと思うので、理解と協力をお願いしたい」と呼び掛けている。

 植栽補植工事は5月10日まで。8時30分~17時30分の時間帯に行う。

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