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各地の学生団体が地域の魅力伝える 「早稲田ローカルフェスタ」の一環で

実行委員の早川航一郎さん、吾妻優大さん、実行委員長の佐々木健人さん、柳下智輝さん、小松亮太さん(左から)

実行委員の早川航一郎さん、吾妻優大さん、実行委員長の佐々木健人さん、柳下智輝さん、小松亮太さん(左から)

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 大隈通り商店会の「GOOD MORNING CAFE 早稲田」で6月1日~3日、各地の学生団体が地域の魅力を伝える相談会「地域へ踏み出すふらっとふぉーむ」が開かれた。早大生らで構成する実行委員会が主催する地域応援イベント「早稲田ローカルフェスタ2022~食楽園二ホン~」の一環。

「GOOD MORNING CAFE 早稲田」では、本庄野菜を使ったランチを提供した

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 「早稲田ローカルフェスタ」は2019年に、当時政治経済学部2年だった小泉勇輔さんが地方で活動する学生団体間の連携不足に問題意識を持ち、継続して地方と関わることができる仕組みづくりを目指し、学内で開催した。新型コロナの影響で3年ぶりとなった今回は、現地に行かなくても地域の魅力を楽しみ、地域に関わるきっかけをつくることを目的に、大隈通り商店会の協力を得て5月23日~6月3日に行った。

 メインイベントの一つ「地域へ踏み出すふらっとふぉーむ」には、「いぐべおぐに」(山形県小国町)、「いすみっこ」(千葉県いすみ市)、「おなかま隊」(福岡県嘉麻市)、「NIPPON TABERU TIMES」(日本全国)、「農業サークルこだま」(埼玉県本庄市)、「ホクもり」(山梨県北杜市)が参加した。

 「おなかま隊」のブースにはふるさと納税を担当する嘉麻市の職員も参加。1級河川の遠賀川や日本山岳遺産に登録されている「嘉穂アルプス」などの自然の魅力やふるさと納税の返礼品にもなっている特産品「嘉穂牛」「赤崎牛」などの魅力をパンフレットなどを使い、伝えた。

 「いぐべおぐに」は、熊の冥福を祈り、猟の収穫を山の神に感謝する「小玉川熊まつり」、学生も現地で参加している「雪まつり」の様子をスライドで説明。「ホクもり」は、国蝶(ちょう)のオオムラサキの生息地やミネラルウオーターの生産量、日照時間などが日本一であることや都心からのアクセスの良さなどをアピール。いずれも出身者や現地の滞在経験がある学生がプレゼンを行った。

 早稲田ローカルフェスタではそのほか、商店街の飲食店などが学生団体の活動地域の食材を使った限定メニューを提供したり、商店街周遊アプリ「ワセダクエスト」を利用したスタンプラリーを行ったりした。各地域の特産品が当たる抽選会も行った。

 実行委員長の佐々木健人さんは「間口を広げるという意味ではよい結果が得られた。現地にも足を運んでもらえれば」と話す。

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