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鶴巻町の油そば「麺珍亭」が25周年 記念のスタンプラリーも

「麺珍亭」の洪智煥(ホン・ジファン)さん、櫻井良輔さん、小林将人さん

「麺珍亭」の洪智煥(ホン・ジファン)さん、櫻井良輔さん、小林将人さん

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 油そば専門店「東京麺珍亭本舗(以下、麺珍亭)」(新宿区戸塚町1)が今年、創業25周年を迎えた。6月17日から記念のスタンプラリーを開催する。

水樹奈々さんの結婚を祝した記念メニュー「奈々SP油そば」(大、1,080円)

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 「毎日食べても飽きない」油そばを2年間の試行錯誤を重ね開発し、1997(平成9)年1月に「日本初の元祖油そば専門店」(麺珍亭)という「鶴巻町本店」(早稲田鶴巻町)をオープンした。オープン当初から話題を呼び、ファンが足しげく通う人気店に。「油そばを色んな人に食べてほしい」という思いから、1999(平成11)年には通販サイトも立ち上げた。

 2010(平成22)年には「早大生のために大学の近くに出店した」という2号店の西早稲田店(西早稲田2)をオープン。その後、「四谷四丁目店」(四谷4丁目)、「高田馬場店」(高田馬場1)、「高崎インター店」(群馬県高崎市)、「池袋店」(豊島区、現在は閉店)、今年に入ってからは「麻布店」(港区)をオープンし、店舗を拡大してきた。

 早大生とのつながりが深いことでも知られる同店。2017(平成29)年に早大非公認マスコットキャラクター「じーおくん」と初となるコラボメニュー「ヒヤじーお」を提供して以降、多くの早大のサークルとのコラボメニューを提供してきた。麺珍亭の櫻井良輔さんは「飲食店で4半世紀も続く店はなかなかない。早大生のおかげもあり、ここまでやって来られた。これからもお互いに盛り上げていきたい」と話す。

 新型コロナウイルス感染症の拡大やその中で「鶴巻町本店」が2度移転するなど、直近約2年は大変な時期が続いた。櫻井さんは「コロナ禍では麺珍亭を助けようと多くのメンチスト(麺珍亭のファン)が通販で買ってくださったり、移転後も常連の方が変わらず来店してくださったりしていて、本当にメンチストの皆さまに支えられていると感じている」と話す。

 櫻井さんは「油そば一つ一つに作り手の真心を込めながらこれからも提供したい」と話す。「次の人材を育てて油そばを世界に広め、自分が死ぬまでに油そばをラーメンよりも有名にしたい」と意気込む。

 スタンプラリーでは、麺珍亭の対象店舗に回ると先着100人に25周年記念ロゴ入りの金の箸と半額券が進呈される。今月30日まで。

 「鶴巻町本店」の営業時間は11時~翌3時(日曜・祝日は24時まで)。

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