「第59回本庄~早稲田100キロハイク(以下、100ハイ)」が11月20日、3年ぶりに開催される。主催は早大公認サークル「早稲田精神昂揚会」。
埼玉県の本庄早稲田から大隈記念講堂を目指し、約100キロを2日間かけて歩く100ハイ。早慶戦、早稲田祭と並ぶ「早稲田大学三大名物行事」とされ、参加した卒業生の中には、学中の思い出に挙げる人も多い。過酷さで知られる一方、仮装して参加する人がいるほか、開催年によっては一般の人が参加できたこともある。
新型コロナ感染拡大の影響で、2020年5月に開催予定だった第58回は開催の延期を繰り返したものの昨年11月に中止とした。中止は記録が残る2000(平成12)年以降で初めてだったという。
3年ぶりの開催に当たっては、今年5月の開催を目指し3月にクラウドファンディングを実施。卒業生など166人から240万円ほどの支援金を集めたが、同じく感染拡大の影響で延期としていた。3年連続で中止すると、100ハイの運営経験がある学生が卒業してしまいノウハウなどの継承に支障が出ることや、三大名物行事では唯一、感染拡大以降に開催できていなかったことから、本年度中の開催を模索。10月7日、11月の開催を発表した。
感染症対策のため開催形式を変える。ルートは、出発場所を早大所沢キャンパスに変更して短縮。日程も1日とする。参加者を現役早大生に限定。定員は1000~1500人程度から500人程度にする。
実行委員長の関口怜央さんは「多くの人に協力してもらい開催できることになった。無事に終えることで、早稲田の伝統文化を引き継ぐとともに早稲田に日常が戻ってきたことを多くの方に感じてもらえる機会にもできれば」と意気込む。
参加費は6,000円。参加受付期間は10月10日~14日。グーグルフォームで受け付ける。