早稲田大学の2022年度秋学期の授業が9月28日、始まった。
今年の春学期は、早大の名物行事である新歓活動がハイブリッド開催で一部対面が復活。対面授業が昨年度よりも増加したこともあり、キャンパスに学生が戻りつつある様子が見られた。9月21日からは感染症対策を条件に懇親会、打ち上げなどの制限も緩和している。
秋学期のシラバスによると、全ての授業を対面で行う「対面」と、対面とオンラインを組み合わせる「ハイブリッド」を合わせた比率は70.8%。昨年の「対面」と「ハイブリッド」を合わせた比率は55.7%であったため、秋学期も対面で受けられる授業の割合が増加している。
例年多くの来場者でにぎわう秋学期のイベントのうち、早大や早大周辺の多種多様な文化、芸術を発信するイベント「早稲田文化芸術週間」(10月10日~21日)、卒業生の祭典「稲門祭」(10月23日)はそれぞれ対面中心で開催を予定。
学園祭の「早稲田祭」「理工展」(11月5日、6日)も対面開催を予定している。本格的な対面開催は3年ぶり。
政治経済学部の4年生は「コロナがあったからこそ始められたことがあったが、コロナで諦めたこともたくさんあった。残り半年でやり残したことを全部やりたい。リモート授業で来ることができなかった分、できる限り来たい。2年半会えてない友達もいる。友達と会える機会を大切にしたい」と話す。
秋学期の授業終了日は来年2月3日。