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「早稲田らしい」名物行事「100ハイ」が参加者募集、2日で100キロ完歩

「第61回本庄~早稲田100キロハイク」の副実行委員長・福中翔亜人さん、実行委員長・榎本史悠さん、統括・梶谷惟人さん(左から)

「第61回本庄~早稲田100キロハイク」の副実行委員長・福中翔亜人さん、実行委員長・榎本史悠さん、統括・梶谷惟人さん(左から)

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 早大公認サークル「早稲田精神昂揚(こうよう)会(以下、昂揚会)」が5月25日、26日、「第61回本庄~早稲田100キロハイク(以下100ハイ)」を開催する。

昨年開催された「第60回本庄~早稲田100キロハイク」の様子 その1

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 企画趣旨は「自分自身と真摯(しんし)に向き合うこと」。埼玉県の本庄早稲田(埼玉県本庄市)から早稲田キャンパス(新宿区西早稲田1)を目指し、約100キロを2日間かけて歩く。「早慶戦」「早稲田祭」と並ぶ「早稲田大学三大行事」とされ、コロナ禍以前は例年1000人近い参加者があったことでも知られる。

 1963(昭和38)年に昂揚会の会員が「早稲田大学アメリカ大陸徒歩横断隊」を結成し、241日かけサンフランシスコからニューヨークまでの約6000キロを踏破したことが発端となり、同年初開催された。近年では、仮装やかぶり物などユニークな格好の参加者や統一したコスプレで参加する学生サークルもある。肉体的に負荷がかかることもあって、学生時代の思い出に挙げる卒業生も多い。

 新型コロナの影響で2020年以降、中止や延期、1日に短縮しての開催が相次いだが、昨年4年ぶりに完全な形で開催。100ハイ運営に関わった卒業生などの協力もあり、運営のノウハウが失われずに継承された。昂揚会の友好サークルの「早稲田英字新聞会」「企画集団便利舎」「思惟(しい)の森の会」「早慶戦支援会」「稲吟会」「鵬志(ほうし)会」の現役生や卒業生、有志も運営に協力する。

 仮眠する休憩所にしていた入間市の武道館が改修工事で使えないため、東京家政大学の狭山校舎に変更し、昨年は早大の東伏見キャンパスだった最後の休憩所を従来の早稲田大学高等学院に戻すなど、コースを若干変更する。東京家政大学を運営する渡辺学園の菅谷定彦理事長が早大卒ということもあり、協力が得られた。

 100ハイ実行委員長の榎本史悠さんは「新型コロナの影響で知名度が下がってしまった部分もあるが、早稲田らしいイベントでいい思い出になると思う。多くの人に参加してもらえれば」と呼びかける。

 参加費は学生・大学院生=8,000円、一般=1万5,000円。申し込み方法は、早稲田精神昂揚会のウェブサイト、Xで告知している。申し込み締め切りは4月21日23時。

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