区立鶴巻図書館(新宿区早稲田鶴巻町、TEL 03-3208-2431)が、3月11日、「フクシマから見る未来~現地発3.11に考える~」と題したオンライン講座を開く。
講師は「ふくしま復興支援フォーラム」の呼びかけ人で元福島大学学長、今野順夫さん。今野さんは、住民の要望に添った復興を目指して、有志で「ふくしま復興支援フォーラム」を結成。市民協働の復興の追求を続けている。
館長の伊藤正志さんは「福島第1原発処理水の海洋放出、またロシアのウクライナ侵略などで世界のエネルギー情勢が一変する中での政府の原発推進の動きなど、震災から12年たつ今も、復興の厳しさに直面し続けている。震災が起こった3月11日、今野さんに福島から現状や思いを伝えてもらいたいと企画した」と話す。「東京の図書館の取り組みとして、私たちに何ができるかを考え、何かしらの行動のきっかけになればと願う。一人でも多くの人に参加してもらいたい」と呼びかける。
開催時間は14時~15時30分。参加無料。定員は500人。受け付け締め切りは3月9日。鶴巻図書館での参加も10人、先着順で受け付ける。