回転すしの「スシロー」が、11月29日にリニューアルした高田馬場駅前の商業施設「BIGBOX高田馬場」(新宿区高田馬場1)9階に出店して約1カ月がたった。
郊外店を中心に国内500店舗以上を展開するスシローは、「都心でもスシローのすしが食べたい」という客の要望から、2016年の南池袋店の出店を皮切りに、都心型店舗の出店に乗り出した。
都心型店6店目となる「スシロー BIGBOX高田馬場店」は、テーブル席192席、カウンター11席、総座席数203席。延床面積は494.74平方メートルで、都心型店舗では最大クラス。これまでの都市型店は地下から2階までに店があり、「1984(昭和59)年の創業以来、9階への出店は初めて」(同社)という。今回の出店を「新しいチャレンジ」と位置付け、開店に向けて準備を進めてきた。
都心型店では多忙な客を待たせないように、新しい設備を積極的に導入。客が注文しやすい取り外しのできるタブレット、注文された商品を客の席まで自動で届ける「オートウェイター」、食事後の皿の枚数を読み取る「自動会計」、客が自身で会計できる「セルフレジ」などを用意し、よりスピーディーなサービスを実現。都心の客のニーズに合わせた。
郊外店では一皿100円から提供しているところ、都心型店舗では一皿120円からだが、「人気3貫盛り」「光りもの3貫盛り」「軍艦3貫盛り」(以上120円)など、都心型店限定メニューを用意することで「お得感」を訴求する。
定番のすしメニューのほか、「今月の太鼓判メニュー」として「極上のどぐろの炙(あぶ)り」「特ネタ大とろ」(以上320円)、「三重尾鷲の大トロぶり」「炙りホタテうにのせ」(以上170円)など旬のメニューから、定番の「フライドポテト」(120円)、「たこの唐揚げ」(300円)などの一品料理、ラーメンやスイーツも豊富に取りそろえる。
同店の廣瀬弘幸店長は「お客さまに9階まで上がって来ていただけるかオープンまで不安だったが、オープン後は学生を中心に若いお客さまに多くご利用いただき、想像以上の反響に驚いている。三重県内の店舗から異動で立ち上げに関わっているが、非常にやりがいを感じている。引き続き、お客さまに喜んでいただける店づくりに取り組んでいきたい。ぜひスシローのすしをご賞味いただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~23時(土曜・日曜・祝日は10時30分~)。