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旧ホテルサンルート高田馬場、解体進む 来春、解体終了へ

解体工事中の旧ホテルサンルート高田馬場のに貼り出されている看板

解体工事中の旧ホテルサンルート高田馬場のに貼り出されている看板

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 高田馬場駅の旧「ホテルサンルート高田馬場」(新宿区高田馬場1)の解体工事が進んでいる。5月21日深夜に外周防音パネルの一部が取り外され、建物内部が露出した。

明らかになった旧ホテルサンルート高田馬場の解体されている内部の様子

 相鉄グループ「サンルートホテル」系列の同ホテルは、1980(昭和55)年に開業した「大正セントラルホテル」を前身に、2005年(平成17)に全面改装し開業。昨年9月に営業を終了した。1階の三井住友銀行高田馬場支店は4月13日に営業終了し、高田馬場3丁目に移転。ホテル2階のレストラン「Timber(ティンバー)」も今年2月8日に営業を終了していた。解体工事は4月1日に始まった。

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 ホテルが入っていた建物の名称は「高田馬場駅前ビル」。2013(平成25)年に改正された「建築物の耐震改修の促進に関する法律」の規定により、不特定多数の人や避難上特に配慮を要する人が利用する大規模建築物である「要緊急安全確認大規模建築物」として耐震診断が義務付けられ、新宿区がその結果を2018(平成30)年3月に公表していた。高田馬場エリアでは、このほかに高田馬場駅前の「稲門ビル」(高田馬場2)、「シチズンプラザA館」(高田馬場4)などがリストに含まれている。

 同ビルの耐震診断の結果は、1~2階部分が「安全性の評価 3(地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が低い)」、3~12階部分が「安全性の評価 1(地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が高い)」だったが、同ビル解体の理由は公表されていない。

 現在、銀行とレストランがあったホテル手前の低層部分の1、2階の内装はほとんど取り壊され躯体(くたい)だけになっており、レストランに続く階段とエスカレーターも撤去されている。

 近くのコワーキングスペースで働く金子燎之介さんは「ビルが密集するエリアで歩道も目の前にあるため、どうやって取り壊すのかと思っていたが、順調に解体工事が進んでいることが分かった。日常生活では騒音も気になることもなく、周囲に気遣いながら工事を進めている印象を持っている。工期の最後まで事故無く進むことを祈っている」と話す。

 ホテルのあった高田馬場1丁目エリアは現在、2016年3月に発足した「高田馬場駅周辺地区まちづくり協議会」で再開発に向け話し合いが行われている。昨年12月には「高田馬場駅周辺地区まちづくり構想案」を公開し、高田馬場駅周辺の現状や課題、将来像と方向性などを提示した。

 解体工事は来年4月30日まで。

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