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「イラストでつむぐ喫茶店めぐりの記録」 西早稲田でパネル展

飯塚めりさんとスケッチブック パネル展内で

飯塚めりさんとスケッチブック パネル展内で

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 イラストレーターの飯塚めりさんが、巡り合った喫茶店の魅力をイラストで伝える「東京喫茶帖(カフェログ)」パネル展が現在、「NENOi(ネノイ)」(新宿区西早稲田2)で開催されている。

 飯塚めりさんと「東京喫茶帖」

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 喫茶店観察家としても活動する飯塚さんの著書「東京喫茶帖」から、イラストと文章の一部をパネルに起こして展示する。

 同書は、飯塚さんが2013(平成25)年から発行を続けるミニコミ誌「別冊カフェモンスター」から発展。客として訪れる喫茶店の席で、スケッチブックに描いたスケッチと、店内の様子、注文したお茶やスイーツの特徴、店の歴史や飯塚さん個人の思い出なども織り交ぜたテキストで構成する。

 飯塚さんは「喫茶店やカフェは、そこが大好きな人はもちろん、そうでない人も、万人が足を運べる場所。そんな敷居の低さが魅力の一つ。私自身は、世界観が際立っているお店が好き。『このお店をやっている人は、どんな人なのだろう』と想像しながら雰囲気を楽しんでいる。直接話ができる機会を得ることはまれなので、なかなか答え合わせはできないけど」と、ほほ笑む。

 会場の「NENOi(ネノイ)」はカフェスペースのある本と雑貨の店。飯塚さんの母校である早稲田大学から高田馬場駅に向かう早稲田通り沿いにあり、会場となった。

 「懐かしく親しみのある早稲田で、本屋と喫茶店を兼ねるスペースに巡り合い、このパネル展が開けたことはとてもうれしい。学生やご近所の人たちが通り掛かりに偶然見かけて、ふらっと立ち寄った空間で和んで、なんとなくほっとしている。そんな姿を想像すると楽しくなる」と飯塚さん。「パネルは、ツイッターや本の中のイラストよりもサイズが大きく臨場感がある。それぞれの喫茶店の雰囲気をゆっくりと楽しんでいただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は12時~20時(日曜は18時まで)。木曜・第3日曜定休。8月4日まで。3日14時~17時は飯塚さんが在廊し、サインに応じる。

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