「バル014馬場ワイン食堂(バルぜろいちよん)」(新宿区高田馬場1)が、ランチプレート「大人のハンバーグランチ」の1メニューのみの提供で、ランチを再開して1カ月がたった。
2016(平成28)年8月にオープンした同店。2人のソムリエ資格者が選ぶワインとスペイン料理を提供するほか、「学生の街」と言われる高田馬場で、学生の入店、23歳以下の男性の入店は、家族同伴以外は全て断るというほど徹底し、「大人」がワインと食事と会話を楽しむ場づくりを追求している。店舗面積は8.3坪。全24席で、うちカウンター6席。
「お子さまランチ」に対する「大人のランチ」をコンセプトにしたランチは、大和豚ハンバーグ、グリル野菜、温泉卵、タマネギのピクルス、ジンジャーバターライスなどを盛り付けたプレートにグリーンサラダを添える。ハンバーグのソースは、デミグラスソース、おろしポン酢、ゴルゴンクリームチーズなどのほか、高円寺のカレー専門店「スパイスカレー青藍」とのコラボレーションでカレーソースを用意。仕上げにジンジャーバターライスに万国旗を立てて提供する。
店主の大石一成(かずあき)さんは「ランチライムだからといって適当に昼食を済ませるのではなくて、ちゃんとした食事をちゃんと楽しんでもらいたいという思いでメニューを模索した。そうして粗びきの大和豚を使い肉汁を閉じ込めるように焼き上げるハンバーグ一点に特化して自分たちが妥協せず提供できるかたちでランチ営業を再開することにした。グリーンサラダも『大人の味』を意識して、ケール、ルッコラ、からし菜など、ほろ苦さを感じる野菜を選んだ。『1,200円のランチは高い』と思われることは覚悟の上、それでも納得して通ってくれる人が増えていけば」と期待を込める。
「大人のハンバーグランチは、ぜひ学生さんたちにも食べてもらいたいと思って、のぼり旗も掲げている。いつか高田馬場にあんな店があったなと思い出して、ワインを飲みにここを訪ねてくれるような日がくれば本当にうれしい」と、大石さんは笑顔を見せる。
「大人のハンバーグランチ」(1,200円)、ランチアルコール(500円)、ランチソフトドリンク(200円)。
営業時間は、11時30分~14時、17時~翌1時、(土曜・日曜・祝日は15時~翌1時、ランチ営業は平日のみ)。