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漱石ゆかり「夏目坂」の名のスイーツ イタリアンバル「コリーナ・ピッコラ」で

秋の新作スイーツ「夏目坂カボチャプリン」

秋の新作スイーツ「夏目坂カボチャプリン」

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 イタリアンバル「コリーナ・ピッコラ」(新宿区原町、TEL 03-5285-8662)が10月、店の横の坂道にちなんだ「夏目坂プリン」の秋冬の新作スイーツの販売を始めた。

「コリーナ・ピッコラ」 店主の岡田雅彦さん(右)、シェフの小倉秀規さん(左)

 早稲田駅早稲田口から南に向かう上り坂「夏目坂」が大久保通りと交わる若松町交差点に立地する同店。2006(平成18)年12月、店主の岡田雅彦さんが独立する際、専門学校時代の同期だった小倉秀規(ひでのり)さんをシェフに迎えて開いた。店名の「コリーナ・ピッコラ」は、イタリア語で「小さな丘」。2人の名字から1字ずつ取って付けた。地元の人々のほか近隣の国立国際医療研究センター、東京女子医科大学病院の関係者などから親しまれている。

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 スイーツを担当するのは岡田さん。新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言期間、ディナータイムのレストラン営業ができず、テークアウトのみで営業を行った際、オリジナルレシピで作るテークアウト用のスイーツ「夏目坂プリン」「夏目坂チーズケーキ」「夏目坂ティラミス」の販売を始めた。坂の名前が夏目漱石の生家に由来することから、プリンの瓶には漱石の小説「吾輩(わがはい)は猫である」をモチーフに猫を採用した。

 岡田さんは「もともとは手土産用にと用意したものだったが、コロナ禍で、そもそも手土産を持って誰かを訪問するということがなくなってしまった。それでも家族のために買って行く人や、ランチのお客さまが、会計の時に、レジ横のショーケースの中のプリンを見つけて『何これ、かわいい』と言って、自分のおやつとして1つ、2つ、買って行ってくれることも」とほほ笑む。

 秋冬の新作として加わったのは、北海道産のカボチャを使い、シナモンで香り付けした「夏目坂カボチャプリン」(500円)、マロンクリーム、生クリーム、チョコのスポンジ生地、刻んだマロングラッセ、カスタードクリーム、アーモンドのスポンジ生地を重ねた「夏目坂モンブラン」(580円)。

 そのほか、「夏目坂プリン」(480円)、「夏目坂ティラミス」(500円)、「夏目坂チーズケーキ」(3,180円)などをテークアウトで販売する。店内では食後のデザートとして「夏目坂プリンバニラジェラート添え」(600円)を提供する(価格は全て税別)。

 岡田さんは「ランチの需要はかなり戻ってきたが、ディナータイムはまだまだ厳しい。今年は年末年始のパーティーも例年のような予約は見込めない。コロナ対策で席数を減らすなどしていることもあり、コロナ前と同じことをしていては駄目だと考えた。スイーツの販売のほか、パスタやピザのテークアウト、ソムリエの資格を持つ私たちが選ぶワイン販売など、自分たちにできることを組み合わせることが、少しでもお客さまの楽しみにつながれば」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=18時~22時。水曜定休。席数は、店内16席、個室4席。