高田馬場・早稲田エリアにあるラーメン店12店舗で、昨年末まで開催されていた「ジモアラーメンスタンプラリー&総選挙2020」の投票結果が、2月1日に発表された。
地元情報を掲載するフリーマガジンの発行やサイト運営を手掛ける「ジモア」の編集部が選出した12店舗で、ラーメンを食べるとスタンプを獲得でき、3つ以上集めると総選挙に投票できる。8回目となる今年はテークアウトでもスタンプを押印できることが特徴。
ジモア編集部の岡本匡弘編集長は「参加店舗が12店舗ということもあり、全店舗のスタンプを集めたコンプリート賞の方が昨年よりも約4割増加した。全店舗を2周した人は5人ほど。学生が少なかったということもあり、20代前半の応募が少ない状況だった。コロナ禍で参加者は少々減少したものの多くの方に参加いただいた」と話す。
結果は、1位が「麺匠(めんしょう)いし井」。2位は「近江熟成醤油(しょうゆ)十二分屋 早稲田店」、3位は「俺の空 高田馬場店」、4位は「らーめん我羅奢(がらしゃ)」、5位は「柳屋銀次郎」だった(結果は5位まで発表)。
1位の「麺匠いし井」は初エントリーの昨年2位から躍進。2位の「近江熟成醤油十二分屋 早稲田店」は一昨年の4位、昨年の3位に引き続き、順位を上げた。3位の「俺の空 高田馬場店」は5年以上ぶりのランクイン。4位の「らーめん我羅奢」は2017(平成29)年以来、5位の「柳屋銀次郎」は初めてのランクインとなった。
「麺匠いし井」の店主・荒川真さんは「昨年は前店主の石井さんが2位にランクインしていた。昨年10月に店を引き継いでから常にプレッシャーを感じながら、店を切り盛りしてきた。石井さんには『2位を超えます』と言っていたが、まさか本当に1位になれるとは思っていなかった。ホッとしている。多くの方に投票していただき、ありがたい」と話す。
「近江熟成醤油十二分屋 早稲田店」の店長・田辺敬翔(ゆきやす)さんは「結果を聞いたときは、まさか順位が上がっているとは思わなかったので、大変驚いた。投票していただいた皆さんには本当に感謝したい。末永く愛される店にしていければ」と意気込む。
岡本さんは「参加店舗が12店舗だったこともあり、全店舗のスタンプを集めたコンプリート賞の方が増加した。イベント参加者が知らなかったラーメン店を知るきっかけにもなり、同時に微力ながらも地元のラーメン店への来店促進になったのであればうれしい。編集部としても地域密着メディアとして、早期にコロナ禍が収束し、自由に街を回遊して飲食が楽しめる日が再来することを願っている」と話す。