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「麺屋宗 高田馬場本店」 2年越しの営業再開に「お帰りなさい」の声

麺屋宗 高田馬場本店 柳宗紀さん

麺屋宗 高田馬場本店 柳宗紀さん

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 都内を中心に5店舗を展開するラーメン店「麺屋宗」の1号店「麺屋宗 高田馬場本店」(新宿区高田馬場1)が、2019(平成31)年2月以来の休業から復活、12月24日に営業を再開した。

「麺屋宗 高田馬場本店」外観

 同店は、2007年(平成19)年、創業者の柳宗紀(やなぎむねのり)さんが27歳で創業。血縁にあたる工業デザイナー柳宗理さんがデザインしたチェアなど、創業当時は什器や食器類の一部に民芸品を使用。塩ラーメンを中心に季節ごとに創作ラーメンを提供するなどして人気店となった。

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 多店舗展開や全国で開催されるイベントへの参加など、柳さん自身が多忙になったことと人材不足により、約2年間、高田馬場本店は休業状態となっていた。

 今回の再開について、柳さんは「高田馬場本店は創業店で思い入れが強く、結果的に長期休業となったが手放すことは全く考えなかった。コロナ禍で、これまでのようにイベントが開催されないこと、人材確保できたことが再開の契機となった。昨年春の緊急事態宣言の頃は、経営的にも精神的にも苦しい思いをしたが、試行錯誤することで新しい道も開けた」と振り返る。

 メニューは当面の間、本日のラーメンとして「金色塩らぁめん」(790円)、「つけ麺」(830円)、「極炙(あぶ)りチャーシュー金色塩らぁめん」(1,140円)、「極炙りチャーシューつけ麺」(1,180円)、「肉汁三ツ星水餃子」(480円)などを提供しながら、スタッフの育成も兼ねて開発を行い充実させて行く予定だと言う。

 柳さんは、ラーメン激戦区と言われる高田馬場で同業者とのつながりも築き、高田馬場ラーメン組合のメンバーの一人として、「東京ラーメンショー」出展やラーメンラリーなどのイベントに積極的に携わってきた。

 「思いがけず、同業の仲間や常連のお客さんから、『帰って来てくれてありがとう』や『お帰りなさい』などと声を掛けられることが本当にうれしい。コロナ禍は、しばらく続くと考えて、今はスタッフの育成や新メニューの開発などに注力して力を蓄えたい。その上でラーメン文化や日本文化の継承発展のため貢献できれば」と期待を込める。

 営業時間は現在、時間短縮で11時30分~21時(緊急事態宣言中は政府の要請に応じて変更)。