早稲田大学戸山キャンパス前のレストランバー「NEW SCHOOL」(新宿区西早稲田2、TEL 03-3232-2626)が、早稲田大学卒業記念限定のオリジナルクラフトビール「早稲田エール」の受注を2月21日に始めた。
早大前のレストランバー「NEW SCHOOL」の看板メニュー「和風ローストビーフとアボカド丼(肉大盛り)」
「NEW SCHOOL」は高田馬場出身の店主・新福高男さんがフレンチやバーなどで修業を積んだ後、2000(平成12)年にオープンした。「おなかいっぱい」「こだわりのお酒」をコンセプトに、幅広いパーティーメニューを用意。ゼミやサークルなどの貸し切りで学生からも長年親しまれてきた。2005(平成17)年からはケータリングサービスも行う。
2018(平成30)年には、醸造所とビアパブを併設する姉妹店「ON TAP 江戸東京ビール」(江東区)をオープンし、オリジナルクラフトビールの醸造・提供を始めた。「NEW SCHOOL」でも生ビールを提供する。昨年6月には瓶ビールも販売を開始。ヘッドブルワーは早稲田大学に通っていた高(たか)浩嗣さんが務める。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、最終学年に例年のような学生生活が送れなかった卒業生の記念になるようなことができないかと考え企画した「早稲田エール」。「エール」ビールとこれから社会で活躍する卒業生への「エール」の2つの意味を込めた。
使用するビールは、野菜を使ったフィールドビアの「ジャパニーズ・ジンジャー・ブラウンエール」。かつて早稲田で栽培されていた江戸東京野菜「早稲田みょうが」を冷凍し、すりつぶしたものを使う。早稲田に縁のある野菜を使うことで、「早稲田みょうが」の認知度向上にもつなげたい考え。
「香りがよく味を楽しめる」という上面発酵で造るエールビール。瓶にはシャンパンボトルを採用し、記念品として飾っても楽しめるようなデザインにした。100本限定で、ボトルと同封のリーフレットにシリアルナンバーを記載する。
「ジャパニーズ・ジンジャー・ブラウンエール」は、日本地ビール協会が主催する「クラフトビア アソシエーション」で「ミョウガの苦みとビールのモルトとホップが調和して、すっきり飲みやすい」と評価され、ジャパン・グレート・ビアアワーズ銀賞を2019年に受賞している。
新福さんは「コロナ禍をきっかけに卒業記念の『早稲田エール』に取り組むことにした。今後、継続して早大生の卒業記念の定番になるような商品作りをしていきたい。自社で醸造しているので、次回は違うクラフトビールも検討している。親御さんやOBの方、サークルから卒業生へのプレゼントや卒業生から親御さんに感謝を伝えるプレゼントとして使っていただければ」と呼び掛ける。
750ミリリットル入り、価格は4,800円(クール便送料別)。通販サイトから購入できる。発送は3月8日から。